阿里山のお茶畑の近くになぜコーヒーの樹が?
そもそもコーヒーと台湾が結びつかないので。
旅の話の途中ではありますが
ちょっとTea Break。
昔懐かしい喫茶店と呼ぶに相応しいお店がたくさんあるし
皆(男性同士でも)おしゃべりが好きだし
コーヒー一杯でずっ~と居てもお店の人に何も言われないし
当然のようにお茶もコーヒーも飲んではいるのだけれど・・・
台湾におけるコーヒーの歴史をみてみると
ざっくりとですが・・・
17世紀、台湾に持ち込まれたコーヒーの苗ですが
亜熱帯気候の台湾は栽培に適しており
日本統治時代には
各地にコーヒー豆加工工場が造られ
日本に向けて出荷されていたそうな。
戦後、衰退したものの
近年のコーヒーブームにより
阿里山のある嘉義縣の隣の雲林縣古坑一帯で
栽培が復活したそうな。
古坑のコーヒーは
かつて、「昭和天皇献上品」だったそう。
そもそもコーヒー栽培は北緯20~30度が最適で
古坑は北緯23,5度。
お茶と同じく、水はけの良い土地と陽光が欠かせない。
そんな貴重で歴史ある台湾咖啡と聞いたら
飲んでみないわけにはいきませんよね。
ここに行けばきっとある・・と行った先は
MRT西門站近くの歴史ある「蜂大咖啡」(北京語でコーヒーの漢字は口偏になります)
ありました。
でも私、以前にも数回ここに来て他の咖啡を飲んでいるんですが
台湾咖啡は目に入りませんでした。
何事も意識して向き合わないと、見えてこないものなのですね。
折角なので、チーズケーキも。
コーヒーカップはお店のオリジナルです。
フロアーの上の方を見上げると
昔のコーヒー農園の様子なのでしょうか・・・
働く人が表現されたコパーがぐるっと壁を囲んでいます。
コーヒーはサラッとした軽い口あたりで飲みやすく
でも飲んだ後に、程よい苦味と酸味がぐっときます。
苦味と酸味に偏りが無い感じ。
何も入れなくておいしいです。
こういう時、コーヒーの表現ってどういうものなのでしょう。
お茶でいう
圓滑、爽口 というところでしょうか。
帰る時にコーヒー豆を買おうとしましたが
これだけ予約制だとかで、「明日ね~」ということでした。
台湾にいらした際にコーヒーを飲む機会がありましたら
歴史に思いを馳せながら、ぜひ台湾咖啡を飲んでみてくださいね。
蜂大咖啡 ・・・ 台北市成都路42號
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