将棋ブログが最も注目している対局、第65期王座戦の五番勝負の第2局が2017年9月19日(火)に大阪府大阪市のウェスティンホテル大阪で開催され、羽生善治2冠と中村太地六段で当日中に雌雄を決した。


前回のブログでも将棋ブログが期待した通り、中村六段が勝利しました。正直なところ、羽生善治王座失冠の可能性が極めて濃厚になってきたというのが感想です。しかし、前回も中村六段も連勝とはいえ、まったくもって油断できません。王座戦への挑戦回数は何回もあって、当棋戦に執着はあるものの、結果が出せていないからです。


今回の対局では福崎文吾九段が立会を行ない、新聞解説は今や名人戦への挑戦権に最も近い男、豊島将之八段。そして記録係は神内行人初段となった。また当日はウェスティンホテル大阪にてプロ棋士による指導対局もあり、糸谷哲郎八段、船江恒平六段など関西を中心に活動しているの男女の棋士が参加していた

中村六段が王座を奪取できる最短の可能性があるのは2017年10月3日(火)に新潟県南魚沼市の龍言で開催される第65期王座戦の五番勝負の第3局となっており、これで中村六段が三連勝すると中村王座となる。いやむしろ将棋ブログ的にはここでズルズルいくと、残念ながら中村王座はまた幻になるのではないか?とも思うくらいである。


第65期王座戦の五番勝負の第3局は中村修九段が立会を行ない、新聞解説は飯塚祐紀七段、記録係は小高悠太郎三段となる見込みであり、また、現地では大盤解説会も同時に開催され、広瀬章人八段の解説で聞き手は安食総子女流初段が予定されている。

ちなみに2017年10月20日(金)と10月21日(土)にセルリアンタワー能楽堂にて羽生善治二冠が渡辺明竜王と激突する竜王戦七番勝負が開催される予定。解説は中村六段ではなく、中村王座となることを期待しています。