次の段階を考え始めた日 | fruitful life * ひまわり .。..。..。..。. フルーツフル*ライフ

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Memory loss of our mom. Alzheimer's care. Live a life filled with love and closeness in the family.

イチゴ妹のイチゴです。


よろしくお願いします。



これから少しさかのぼって

私の目線からを記録します。




2012年8月5日(日)


朝、父からの電話で目を覚ましました。



ここ数日の母の症状の進行が速いと。



昨日、母を夜まで預かり、私もそれを

すごく感じました。


昨日まで出来なかった事が

今日は出来る !!

っていうのが子どもですが、

昨日まで、いや、さっきは出来た事が

今は出来ないのが、アルツハイマーの母。


私も時々母を預かるものの、

ほとんど全ての世話を父がしています。

元々面倒見のいい父ではありますが、

今は自分の生活の多くを犠牲にして、

母の着替え、食事や洗濯など家事一切、

介護の手続き等、本当に全てです。


娘ながら、頭が下がります。



その父が、限界を迎え始めました。



以前、「いつかのために」と、父に

ケアホームの広告を渡した事が

あったのですが、その時の父は

「いやいや、まだまだ自分が見られる!」

と鼻にもかけませんでした。


父の中では、まだ2~3年は大丈夫!

って思いがあったようです。


でも実際には1週間、下手したら2~3日で

どんどん悪化しています。


そして、いよいよ限界が来てしまいました。

このままでは共倒れしてしまうので、

ケアホームの見学に行く事にしました。



午前中、両親と娘と4人で

行ってみました。



fruitful life * ひまわり-rose


施設はまだオープンして間もなく、

清潔感があって明るい雰囲気。

入居者の方々は笑顔で挨拶して下さり、

スタッフの方々は経験豊かで丁寧に

説明をしてくださいました。



正直、ご自分やご家族を犠牲にして

介護に身を尽くされてる方も

多くいらっしゃるでしょうに、

娘であり、近くに住んでいる私が

そんなに自分の生活を犠牲にしていない

ということに大きな罪悪感は持ちます。



娘がまだ小さいから。

主人が受験生だから。

言い訳はいっぱい言えるけど、

素直に言ってしまえば・・・


母に優しくし続けたいから。




もうあまり物事を理解していないように

見える母、ほとんど喋らずに虚ろな目で

固まっている。



ペットボトルのお茶を飲もうとしても

ボトルの傾きが足らず、お茶が口まで

届かない。

長いストローを使わせても、吸う力が

弱すぎてやっぱり口まで届かない。


グラスに注いで、手を添えてあげると

ようやくちっちゃな一口を飲む。



そんな状態なのに、昨日、小さい声で

「どうして・・・」

とつぶやきました。


「どうしてこんな病気に

私はなっちゃったんだろう?」

って言いたかったんだと思いました。



母が出来ない事にいちいち

イライラしたくない。

だけど自分の器は大きくない。


プロの手をお借りする事で、

母にとっても、我々家族にとっても、

精神的に安定する事が出来るのが

大切なのかな、と家族で話し合いました。


まだ何も確定はしていませんが、

そろそろ具体的に次の段階を

考え始めています。




ケアホームの見学後、その近くに住む

父方の祖母に会いに行きました。


今月98歳になる、娘のひいばあちゃんえへ


ひいばあちゃんも、1週間前より

悪化している母を見て驚いていました。

「あんた!! 病気に負けちゃいかん!!」

と母の手を握って励ましてくれました。



ランチ後、母のパジャマなどを買いに

イオンに行きました。


fruitful life * ひまわり-smile

母、初の車椅子。

「快適?」

って聞いたら にっこり微笑んで

頷きましたきゃー

久しぶりに見た、母の笑顔でしたラブラブ