司馬懿(しばい)
できるかな?
司馬懿ですが、魏に仕えた武将、政治家で晋(しん)の礎を築いた人物です。
晋とは、司馬懿の後を継いだ息子の司馬師(しばし)の弟の司馬昭(しばしょう)の息子、つまり司馬懿から見て
孫の司馬炎(しばえん)が、魏の第五代皇帝の曹奐(そうかん)に禅譲を迫って皇帝の座を奪い建国した国です。
そしてその後、晋は呉を滅ぼし中国を統一し三国時代も終わりを告げるのです。
さて、司馬懿は諸葛亮の最大のライバルとして知られています。
どうやら曹操 に警戒されていたようで、司馬懿の活躍が目立つようになるのは曹操が亡くなってからです。
魏の初代皇帝の曹丕 、第二代皇帝の曹叡(そうえい)と仕え諸葛亮と対戦することになります。
「死せる諸葛、生ける仲達を走らす」
※偉大な人物というものは、生前の威光が死後も残っており、人々を恐れさせるということ
という諺が生まれるほど有名な戦い「五丈原の戦い」では長期に渡り、諸葛亮と対陣しました。
その後、第三代皇帝の曹芳(そうほう)に仕えますが、曹家の一族の曹爽(そうそう)と権力を争います。
病気を理由に引退したかに見せかけ、わざと聴き間違えたり、薬を飲むときにわざとこぼしたり年老いて衰えた
ように見せかけ機会を見計らってクーデターを起こし、魏における全権を握ることに成功したものの司馬懿は
死去しますが、後を継いだ司馬師、司馬昭が第三代皇帝の曹芳を廃し、第四代皇帝の曹髦(そうぼう)を殺害し
そして司馬炎と権力は引き継がれていくのです。
逸話として、「狼顧の相」といい、首を180度後ろに回転させることができたと言われています。
この噂を聞きつけた曹操が、本当か試すためにいきなり司馬懿の後ろから名前を呼んだところ、真後ろに
振り向いたとして、曹操がこの相を見て
「この男は遠大な志を抱いている」
と警戒し、曹丕に
「彼はうちに野望を秘めており、一介の家臣として終わるつもりはなかろう」
と語ったという話です。
しかし本来「狼顧」というのは「狼が用心深く背後を振り返るように、警戒心が強く老獪なこと」を指す言葉
だそうです。
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