ナホム3章・エホバは流血のゆえにニネベに敵対される | ヨハネのブログ

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ニネベはヨナが宣べ伝えた時悔い改めて滅びを容赦された


「この流血の都市は災いだ。彼女はただ欺きと強奪で満ちている。・・・『見よ。わたしはあなたを攻める』と、万軍のエホバはお告げになる。」(ナホム3:1, 5)



 エホバは、昔その流血のゆえにニネベを攻めることを予告されました。(ナホム3:5)ニネベとは、アッシリアという残虐な国家の首都でした。ですから、エホバが国家の流血や強奪という行動を見逃されないということが分かります。このことは、もし大いなるバビロンがその流血の行為を続けるならば、エホバが敵対されることを確証しています。


預言者ナホムは、「ニネベに対する預言的な宣告」を書き記しました。(ナホム1:1)ナホムの預言は成就し、予告されたニネベの滅びは西暦前632年に臨みました。


アッシリアは大変宗教的な国家でした。アッシリア人は三つ組みの神アシュルや他の多くの神々を崇拝していました。アッシリアの王はアシュルの大祭司を務めました。聖書も、ニネベについて「あなたの神々の家からわたしは彫刻像や鋳物の像をたち滅ぼす」と述べ、アッシリアが多くの偶像の神々を崇拝していたことを述べています。(ナホム1:14)


ナホムは、アッシリアをライオンに例え、彼らは「自分の穴を獲物で、その隠れ場を、かき裂いた動物で常に満たしていた」と述べました。そのようにして、ナホムはアッシリア人が戦争によって他の民族から大量に強奪していたことを述べています。(ナホム2:12;3:1)


アッシリアでは、宗教と戦争が結びついていました。W・B・ライトの著書、「古代都市」はアッシリアについてこう述べています。「戦いは国家の事業であり、祭司たちは絶えず戦争を扇動した。彼らの生活は主として征服を行なって得た分捕り物で支えられており、分捕り物は他の人々に分けられる前に、決まって一定の割合で祭司たちに分配された。」


また、アッシリア人は大量の血を流しました。ナホムは、「打ち殺された多数の者、大量の死がい、死体は果てしなく続く。」と述べて、アッシリアの犠牲者の数が多かったことを述べました。(ナホム3:3)アッシリアの王セナケリブは周囲の多くの諸国家への攻撃に成功したと豪語しました。(列王第二18:33,34)それで、エホバは「流血の都市」ニネベに対して「燃えるみ怒り」を「注ぎ出され」、ニネベを滅ぼされました。(ナホム1:6;3:1)


エホバが大いなるバビロンに敵対されるのも、諸国民の血を流しているためでもあります。大いなるバビロンが非とされる理由について、聖書は「彼女の中には、・・・地上でほふられたすべての者の血が見いだされた」と述べています。(啓示18:24)


例えば、アメリカは、朝鮮戦争では、国連軍の主戦力として戦いました。その時、南北朝鮮の兵士、民間人合わせた犠牲者は520万人、中国軍は約90万人の犠牲者を出しました。ベトナム戦争では、戦争の死傷者は民間人440万人以上、北ベトナム軍と解放戦線では230万人以上、南ベトナム政府軍では60万人以上と記録されています。ですから、大いなるバビロンはすでに大量の血を流すという罪を犯しています。



Tennessee Vietnam War Memorial by euthman
 ベトナム戦争の記念碑-犠牲者は766万人以上に上りました



 アメリカは、自国は神の側にいるというアメリカ至上主義を抱いており、自国に反対する国を神の敵の側にあるとみなします。ですから、アメリカの行うことは神のみ名に大いに影響します。ですから、エホバ神も大いなるバビロンの流血に対して「憤りを抱いておられる」ことでしょう。


 

 しかしながら、エホバ神は、ニネベがその悪を悔い改めた時に、その裁きを容赦されたことがありました。その結果、ニネベの滅びの時は、延ばされました。(ヨナ
3810)-それで、エホバの怒りが注ぎ出されないように、大いなるバビロンがその流血の行為を慎むように勧めたいと思います。


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(参考文献)

朝鮮戦争―原因・過程・休戦・影響 キム・ハクジュン 2006年 論創社

未来の平和のため過去を見直す―戦争が世界に残したもの― 長澤順治著     2006年 ()講談社出版サービスセンター

スパッとわかる現代史 米田均 村山良忠監修 2000年 ナツメ社

 

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