自殺の問題(4)-助けを求める | ヨハネのブログ

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Katahira, age 66.

I stay at Kagoshima,Japan after 2-year-stay of Yerevan, Armenia from September 2022.
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世界保健機関は、2003年に、世界自殺予防デーに際して発したメッセージの中で、「自殺は、その多くが防ぐことのできる社会的な問題である」と述べました。米国疾病・予防対策センターのアレックス・クロズビーは,十代の若者が自殺を試みることについて次のように述べました。「ほんの数時間でも自殺をとどまらせることができるなら,自殺は防げます。助けに入ることによって,かなりの数の人々を自殺から引き戻すことができます。その人たちの命は救えるのです」。


日本医科大学の救命救急センターで働く黒沢尚教授は,自殺を企てた幾百人もの人々が生きる意志を取り戻せるように助けてきました。では、どのようにして、自殺を防げるのでしょうか。


根本的問題と向き合う




「自殺の問題(3)―自殺を引き起こす根本的要因」の記事で触れたように,研究者たちは,自殺者の90%が精神疾患か薬物乱用の問題を抱えていると述べています。世界保健機関にによれば、自殺者の9割以上が最後の行動に及ぶ前に、何らかの精神疾患にかかっていましたが、適切な治療を受けていた人となると1~2割に過ぎなかったとのことです。また同機関は、うつ病、アルコール依存症、統合失調症に対しては有効な治療法が開発されており、これらの精神疾患を早期に発見し、適切に治療することによって自殺死亡率を引き下げることができるとしています。




諸外国の取り組みでは、自殺率を低下させたフィンランドの取り組みがあります。フィンランドでは、自殺者の80%がうつ病、あるいはアルコール依存症、あるいはそのふたつが重なったものでした。そして、フィンランドの自殺率は、以前、現在の日本の自殺率よりも高く、人々は、うつ病の適切な治療を受けていないという状況でした。それで、フィンランドでは、自殺に対して国家が長期的に減らす努力を行ないました。その結果、当初は自殺率を20%減らすというのが目標でしたが、30%減らすことができました。ですから、根本的問題と向き合うことによって、少しでも自殺者を減らすことができます。



だれかに話してくださ

 


日本でも、うつ病などの精神疾患で苦しんでいる多くの人は、助けを求めようとはしません。日本の、意識調査において、今までに本気で自殺したいと思ったことがあるか聞いたところ、19.1%と国民の5人に1人が「自殺したいと思ったことがある」と答えています。そのとき誰に相談したか聞いたところ、「相談したことはない」と答えた者の割合が60.4%となっており、相談することへの抵抗感は相当高いものとなっています。



なぜでしょうか。東京都精神医学総合研究所の高橋祥友氏は,自殺や精神疾患に対する「社会の偏見が強いため」であるとしています。同氏はこのような偏見が、精神科医療へ受診して助けを求めることを抑制してしまうと述べています。



とはいえ,恥ずかしさに負けていない人もいます。自分の受け持つ番組で17年間司会を務めた,有名なテレビアナウンサーの小川宏氏は,うつ病に苦しんでいることや自殺の瀬戸際にあったことを公に認めました。小川氏は,「うつ病は心の風邪」と述べ,うつ病になる可能性はだれにでもあるが,回復できないことはない,と説明しました。


「独りで問題に直面している人は,その問題がとてつもなく大きく,解決不能であるとみなすのが普通である」と,ハンガリーの保健衛生の当局者ベーラ・ブーダは述べています。この所見は,聖書中の昔の格言の知恵を強調しています。「自分を孤立させる者は利己的な願望を追い求める。その者はあらゆる実際的な知恵に逆らって突き進む」。(箴言 18:1)


その知恵の言葉に耳を傾けてください。圧倒されそうな数多くの個人的な問題の中で,独りでもがき苦しむならば、実際的な知恵を働かせて問題に対処することはできません。信頼でき,心を打ち明けられる人を探してください。


耳を傾けてくれる人をどこで見いだせるでしょうか。あなたの友人や家族は相談にのってくれるかもしれません。また、多くの地域では,自殺予防センターや緊急電話相談に助けを求めたり,感情の問題を扱う評判の良い医師にかかったりすることができます。そして、それらの自殺に対する行政、民間の取り組みは効を奏しており、自殺者数を実際に減らしています。とはいえ一部の専門家は,別の助けも認めています。それは,宗教です。宗教はどのように助けになるでしょうか。

必要な助けを見いだす


ブルガリアに住む病弱なマリーンは,自殺を強く願うようになりました。ある日,エホバの証人が発行する「ものみの塔」を見つけたマリーンは,雑誌に書かれていた勧めに応じてエホバの証人に訪問してもらうことにしました。その結果について,マリーンはこう説明しています。「命が天の父からの贈り物であること,人間には故意に自分を傷つけたり命を絶ったりする権利はないことを,証人たちから教わりました。それで,自殺したいという以前の気持ちを克服し,再び命を愛するようになりました」。


スイスの若い男性もエホバの証人から助けを得ました。この男性は,自分を家の中に招いてくれた「あるクリスチャン家族の親切」について述べ,こう続けています。「その後,[エホバの証人の]会衆の人たちは,来る日も来る日も代わる代わるわたしを食事に招待してくれました。親切にもてなされたことだけでなく,人と会話できたことが助けになりました」。


この男性は,聖書から学んだことによって,とりわけまことの神エホバが人類に対して抱いておられる愛について学んだときに,大いに元気づけられました。(ヨハネ 3:16)また彼は、新しい世に関する神の約束について,「そのおかげで落胆という荷をかなり軽くすることができました」と語りました。「魂の錨」と描写されているその希望には,地上の楽園での永遠の命の約束が含まれています。(ヘブライ 6:19。詩編 37:10,11,29)


私「ヨハネ」は、個人的にエホバの証人の聖書の解釈すべてに同意しているわけではありませんが、それでも、エホバの証人のネットワークは、自殺を思いとどまらせる上で助けになると思います。


また、ブログをしているならば、ネットの仲間も感情的精神的な問題についてサポートを差し伸べてくれると思います。しかし、最終的には、専門家など実際に会ってサポートを差し伸べてくれる人の助けを得るのが望ましいとは思います。


以上はウィキペディアなどネットの情報や目ざめよ200110/22号を参考に再構成したものです。自殺の問題は(1)~(7)の予定です。次回は、「自殺の問題(5)-エホバ神から得られる助け」を取り上げます。



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