望郷の父・・・20 長女の背景「結婚にかかわる報告書提出義務」 | 魂の選ぶ声を聴く ~言葉にならない想いをつなぐ~

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無意識のストレス反応を意識的に変化させて
気づきと自然治癒力を高め 自分や周りのひとの存在に光をみる人生を楽しんでいます

望郷の父・・・目次




結婚相手に文句をつける父ではなかったが


結婚にいたるまでの過程では かなりの脅しすかしが行われた


両家の顔合わせは どうするんや

いつするんや どこでするんや

誰が 音頭をとるんや

結納は どうするんや

いくらかかるんや

何を準備するんや

いつするんや

結婚式の引き出物は あれをせえ

あれはせんでええ

嫁入り道具は 何を買うんや

どこで買うんや

いつ買うんや

あれは なんで女が買うんや、男が買うもんじゃろうが

あれは 買うとけ

こがなものがいるんか?

家に入るんか?

全部でなんぼかかるんや

妙子にするいうことは、妹ふたりにもせんといけんゆうことで?

おとうさんには これだけしてやる用意がある

何が いつまでに どのくらいいるんか

紙に書いて 出せ



・・・出たよ


会社かなんかの事業報告書か?


書き出しても どうせ 目をとおすことなんかなくて


自分のしたいことしかしないくせに




私の結婚うんぬんの時期に 父は長年勤めていた企業を定年前の早期退職をし

(あんなに馬鹿にし、嫌っている)義父の小さな工場に 転職していた

自ら望んでのことであったけれど

これまでの安定したサラリーマン生活から

慣れない工場での手作業や人間関係などに

かなりのストレスも抱えていたようだった





加えて、娘の結婚相手の家に対して


恐怖のようなものを抱いていることが裏返ったのか、優位に立ちたがっているようにも見えた



そんな父


次女ちゃん、三女のあかるいこちゃん・・・と あとになればなるほど


ぐちぐち言わなくなっているよな?とは感じた



長女でしめておかないと・・・という気概があったのかな




私の結婚する相手の両親も わが子が結婚することは初めてだったので


(お姉さんはいたのだけれど、結婚は弟が先だった)


どこまでどうしていいのか わからない様子だった