10年ほど前、大阪城ホールで行われた公演では、大掛かりな仕掛けや舞台装置があり、目を瞠るような演出が盛りだくさんなステージでした。素晴らしい舞台でした。

 

今回のステージはそんな特別な演出はなにもありませんでした。

その代わりにゲストの歌手がふたりに、ピアニストが華やかさを添えていました。

3人とも素晴らしかった。

3人とも若くて、これからの活躍が楽しみなアーティストでした。

 

何のインタビューだったか。サラが「最期の時がきても歌ってるでしょう。聴衆の前で歌っているのか、ひとりで歌っているのか分からないけれど」という内容のことを話していました。

 

私はサラの歌声をあと何回聞くことができるのでしょう?

サラの歌を聞いた帰り道はいつも同じことを思ってしまいます。

 

淀屋橋から北新地を通って、御堂筋を梅田に向かって歩きながら、次の再会が遠くないことを祈りました。