ジェイソン・ボーン | むすめの右フック

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ジェイソン・ボーン(2016)

原題:JASON BOURNE
時間:123分
製作国:アメリカ
ジャンル:スパイアクション

 

【監督】ポール・グリーングラス

【出演】マット・デイモン / ジュリア・スタイルズ / アリシア・ヴィカンダー / ヴァンサン・カッセル / トミー・リー・ジョーンズ

 

 

先週は、嫁のリクエストで「ハドソン川の奇跡」を観て。

先々週は、娘のリクエストで「君の名は。」を観て。

そして今週は、私が観たかった、コレを観た!

 

 

-あらすじ-

記憶を失ったスパイが 記憶を取り戻し、

誰にも見つからないよう 闇社会で暮らしていたが、

自分の過去にまつわる重大な事実を知ってしまう。

 

一応、前作で完結してるんですが、

ボーンがスパイとして利用されるに至ったのには、

まだ明かされてない理由があったんですってお話。

 

 

ボーン・シリーズと言えば、やはり

 

アクションですよね。格闘からカーアクションまで。

それが今回、シリーズ最高のボリューム!

私、今も 胃もたれしてます。わはは

 

 

とくに、クライマックスのカーアクションなんてね。

ビックリなんてもんじゃない。凄すぎて笑っちゃいますよ。

え?これ、トランスフォーマー?ってw

 

 

そして、もう一つの見どころと言えば、

 

頭脳戦でしょう!これも今回、力が入ってます。

ボーンは、スパイの事を知り尽くしてますからね。

相手が次、何をしてくるか分かってるわけです。

 

 

なので、常に 先手、先手で仕掛けてくるんですよ。

ボーンの方が 追われてたのに、いつの間にか、

相手の方が追い詰められてるっていう

 

 

あと、その場にある物で対処するプロフェッショナルさも良い。

文房具で相手をやっつけたり、通りすがりの人から拝借した物で

その場を切り抜けるだとか。そういう所にゾクゾクくるんですよね。

 

 

ボーンは追われてても走らない。

 

ボーンシリーズのお決まりと言えば、待ち合わせシーン。

ボーンが毎回、誰かを呼び出すんですよ。もちろんそれは、

CIAには筒抜けで、その上でボーンが仕掛けるんですね。

 

 

で、その待ち合わせ場所には、CIAの全勢力が注がれる。

そんな中を 早歩きで すり抜けるボーン。決して走らない。

ボーンファンは、この早歩きがたまんないんですw

 

 

やっぱり映画は映画館で観るべき。

 

と言うわけで、久しぶりに 自分の観たい映画を

見れた喜びで興奮覚めやらぬ獅子王でした。

ぜひ、お試しあれ!

 

 

 

 

 

ここから、ちょとネガティブw

観てない人は、スルーして下さい。

 

 

いやぁ、今回は、ちょとド派手過ぎた。

こういうのは、トム・クルーズに任せれば良いんですw

 

いや、トム・クルーズにはですね。

すべてをチャラに出来る 爽やかな笑顔があるでしょ。

あれを見ると、すべてを許せる。許容力が半端ないw

 

 

ボーンのツボが甘くなった?

 

ボーン・シリーズは、エンタメとシリアスのバランスが絶妙で、

そこが良かったんですよ。ま、3作目も派手でしたけど、

あれは、ファイナルだったから ギリ許容範囲w

 

 

あと、どうやって、このピンチを切り抜けるかっていう面白さも

前作までは、凄腕スパイというスキルに 裏打ちされてたんですが、

本作は、主人公は死なないのだ!っていう ご都合主義に頼ってた。

 

 

あと、アクションのカット割りが、かなり激しかったですね。

いや、カット割りの多いアクションは、ボーンの売りでしたよ。

だけど、今回は忙しなかった。あれは、やり過ぎじゃないっすか。

 

 

これが、リーアム・ニーソンなら仕方ないとは思いますが、

っていうか、リーアムは凄いよね。64歳でアクション。

違った緊張感が生まれる。ケガしないかな?的なw

 

 

マット・デイモンだからこそのボーン。

 

あと、ボーンは基本、しかめっ面なんですけど

彼女との絡みで、たまに笑顔も見れたんですよ。

それが、とっても良かったんですが、

 

 

本作では、ずーっと眉間にシワよってる。

マット・デイモンは、陰のある表情からの笑顔が素敵で、

素敵でって、ちょとキモかった?わははは

 

 

そういう マット・デイモンの良さが

本作では、生かし切れてない気がしたなぁ。

ただアクションを見せるだけなら トム・クルーズにさせ

あ、これは、もう言ったな。わははは

 

 

本作、ストーリーから何から何まで

 

完全にドラマ「24 -TWENTY FOUR-」なんです。

シーズン5ぐらいの「24 -TWENTY FOUR-」w

そういう所も もうちょっと練って欲しかったなぁ。

 

 

いやね。ボーンシリーズを ろくに観てないような奴が

本作を観て、ボーン最高ー!なんて言ったら

私は、グーで殴ってやろうかと思いますよ。

 

いや、そういう人がいても良いんですよw

感じ方は、人それぞれだから。それで良いんです。

 

ただ、シリーズを観てきたファンも大事にして欲しい。

本作のは、どう見ても 一見さんをターゲットにしてる。

大金を手にして ゆるくなったパターンだな。これは。

 

 

怒ってるんじゃないんです。悔しいんですw

 

で、こうやって言うとですね。

つべこべ言わず楽しめ。楽しんだもん勝ち!とか、

こういうアクションは、細かいこと気にせず!とか言う奴が出てくる。

 

私は、ああいう寸評が大嫌いだ。お前は何様だっていう

お祭り映画や娯楽アクションを真剣に評価するのが恥ずかしい、

もしくは、そんな粗、分かってますよ的な。大人の映画ファン気取り。

 

私は、娯楽アクションだろうが、シリアスな社会派だろうが、

はたまた、文部科学省推奨だろうが、Z級ホラーだろうが、

全部、真剣に観るんです。真剣に見て感想を述べるんです。

 

 

たとえ鼻をほじくってたとしても

真剣に観てるんです。わはは

 

 

あと、こうやって批判的な記事を書くとですね。

ものすっごい評価が低いと思われるんですが、

点数で例えるなら私、80点は付けてますw

 

では、お試しあれ!はっはっはっ