告発のとき | むすめの右フック

むすめの右フック

. おもに洋画・洋楽のはなしかな

告発のとき告発のとき (2007)

【監督】ポール・ハギス
【出演】トミー・リー・ジョーンズ / シャーリーズ・セロン / スーザン・サランドン / ジェームズ・フランコ / ジョナサン・タッカー / フランシス・フィッシャー / ジェイソン・パトリック / ジョシュ・ブローリン / ヴェス・チャサム / ジェイク・マクラフリン / メカッド・ブルックス / ヴィクトール・ウルフ


「父は高し、母は強し」

これは面白いし見応えがありますね。

イラク戦争から帰還した息子が
行方不明になっちゃうってお話。

で、その息子の行方を捜す元軍人のお父ちゃんを
トミー・リー・ジョーンズが演じてます。

私、これ、イーストウッド監督の作品かと思いましたよ。
とても静かで淡々としながらもグイグイ引き込む感じが似てる。

骨太な社会派ドラマなんですが、ミステリチックな盛り上げ方も上手い。
このアタリも、イーストウッド作品を思わせますね。

で、トミー・リー・ジョーンズが良い味だしてました。
とても寡黙で実直なお父さん役が、見事にハマり役。
この惑星の住人は的な哀愁も言うコトなし。

で、シャーリーズ・セロンも良かった。
いつものジョディ・フォスターばりのクールビューティじゃなく
シガニー・ウィーバー的な燃える女もお見事でした。

で、元軍警察のトミー・リー・ジョーンズが
小さな手掛かりからズバズバと核心をついちゃうもんだから
シャーリーズ・セロンは、現役刑事の面目丸つぶれ

でも、元軍警察のトミー・リー・ジョーンズ。
鋭い洞察力とは裏腹に、一番身近トコロは見えてなかったのかも。
そんな灯台モトクラシーなトコロが、また切ない。

で、とても印象的だったのは
シャーリーズ・セロンの親子の件ですね。
これ、上手く物語に絡めてあってね。そこ圧巻です。

あと、トミー・リー・ジョーンズの奥さんの
「とても寒そうね」も強く心に響いたなぁ。



Posted by 獅子王 on 2012/03/31 with ぴあ映画生活