夜の大捜査線 | むすめの右フック

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夜の大捜査線夜の大捜査線 (1967)

【監督】ノーマン・ジュイソン
【出演】ロッド・スタイガー / シドニー・ポワチエ / ウォーレン・オーツ


★★★★ [80点]「都会 VS 田舎。」

都会でバリバリ活躍してる黒人刑事が、休暇を使って田舎に帰ってたら、無理矢理、殺人事件の捜査に駆り出されちゃったよってお話。

この映画の面白いトコロは、殺人事件の推理じゃなく、黒人差別の凄まじい土地で黒人刑事が頑張っちゃうトコロですね。暴言を吐く相手に、毅然としてる様がカッコイイ。あと、偏見に満ちた捜査の中、あくまで証拠にこだわるトコロも良い。

でも、アレですね。私的には、この黒人刑事よりも、終始イライラしっぱなしの署長さんが好きですね。この署長さんは、この助っ人刑事にムカついちゃう。でも、黒人だから嫌いっより、都会で活躍してるから嫌いって感じが面白い。お前!その年で、いくら給料貰ってやがんでぇ!みたいなね。

で、そのマヌケでぐうたらな部下に囲まれた署長が、ちょっと可哀想に思えてきますね。っていうか、マヌケでぐうたらな部下役のウォーレン・オーツ。この人に冴えない男させたら、右に出る者はいないな。はっはっはっ



Posted by 獅子王 on 2011/08/10 with ぴあ映画生活