遠すぎた橋 | むすめの右フック

むすめの右フック

. おもに洋画・洋楽のはなしかな



遠すぎた橋 (1977)
原題:A BRIDGE TOO FAR
時間:175分
製作国:イギリス/フランス
ジャンル:戦争ドラマ

【監督】リチャード・アッテンボロー
【出演】ダーク・ボガード / ショーン・コネリー / マイケル・ケイン / ジーン・ハックマン / エリオット・グールド / アンソニー・ホプキンス / ジェームズ・カーン / ライアン・オニール / ロバート・レッドフォード / エドワード・フォックス / マクシミリアン・シェル / ハーディ・クリューガー / ローレンス・オリヴィエ

「遠すぎたねって言われても困る。」


第2次世界大戦での連合軍の実際の作戦を描いた映画。

ノルマンディ上陸作戦からイケイケだった戦線が、イケイケすぎちゃって、物資の補給が間に合わなくなり、一気に停滞。そこで、イギリスのモントゴメリー元帥が、クリスマスは、お家で祝うの!お家に帰りたいの!と考え出されたのが、このマーケット・ガーデン作戦。か、どうかは定かではない。はっはっはっ

これ、空と陸からのダブル作戦なんですが、停滞しちゃってる前線を、一気にドイツ国境まで進めちゃおうって内容です。で、一気に進軍するのに、途中の橋が壊されちゃ大変だってコトで、まず、空挺部隊が、ホップ・ステップ・ジャ~ンプと3つに分れて降下し、主要な橋の確保をします。でも、この橋は、まだまだ、完全に敵地にあります。しかも、ホップ・ステップ・ジャ~ンプのジャ~ンプにあたる橋は、ものすっごい遠くにあります。

そこで、登場するのが地上部隊。先に降りた空挺部隊の3つの地点を目指して突き進み、合流して行こうと言う、いわば、点を線で結ぶ作戦。で、この作戦で、一番、重要なのが、スピード。これ、早く行ってあげないと、敵地のど真ん中に降ろされた空挺部隊が心細くてたまんない。っていうか、全滅しちゃう。

で、これ、ドイツ軍側は、先に橋を壊しちゃえば良いんですが、連合軍が、何しに来たのか分らない。中には、俺を捕まえに来たんだな!てなコト言って、逃げ出しちゃう将校がいたりして、うん、お前、可愛いヤツ!はっはっはっ。あ、でも、この映画、両軍の良いトコロとバカなトコロが描いてあって、とても公平ですね。

で、この映画、傑作ですね。とても見応えがあります。この作戦での見どころが、すべて網羅されてるって感じです。ただ、盛り込みすぎちゃって、少々、散漫としてるかな。で、キャストが豪華なんですが、印象に残ってる人が少ない。うん、ちょっと無駄使いな気がする。はっはっはっ

なので、見どころいっぱいな映画なのに、私的に、一番、印象に残ったのは、軍医を銃で脅して治療させるエピソードだったりします。ん、ま、それは、ちょっと言いすぎか!はっはっはっ

しかし、アレですね。地図の上を指さして、「じゃ、ココとココに行ってくれる?」ってな感じで軽く命令出しちゃうお偉方に、一言、言ってやりたかったでしょうね。じゃ、お前が、行ってみろ!ってね。