アラバマ物語 | むすめの右フック

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アラバマ物語アラバマ物語 (1962)

【監督】ロバート・マリガン
【出演】グレゴリー・ペック / メリー・バーダム / フィリップ・アルフォード


「最後は子供に教えられたかな。」

私は『クレイマークレイマー』が大好きなんですが、
この映画も同じくらい好きな映画ですね。
どちらも裁判シーンが印象的で、また
どちらも私にとって、理想の父親像ですね。

妻に先立たれた弁護士が、二人の子供の面倒を見ながら、
白人女性をレイプした罪に問われる黒人男性の弁護をすることに。

弁護士お父さんは、子供達に
大人の汚い世界を見せないように心がけてます。
が、子供達はね。「ダメ」と言われると見たくなる。

このアタリ、子供達の気持が、本当、よく分ります。
で、大人の思惑とは裏腹に子供達は意外に強く、また賢い。

そして、裁判でのグレゴリー・ペックの力強い訴えは、
そんな未来を担う子供達のために言ってるよう。

この映画、子供の時って、そうだったなぁみたいな、
とっても懐かしい気持ちになりましたよ。

あと、黒人の家政婦さんが、
弁護士家族の娘を本気で叱ってるトコロも好きですね。

あ、それと、主役が善人過ぎちゃうとですね。
ちょと嫌味に感じたりするもんですが

グレゴリー・ペック演じる弁護士には、
そんな印象は全く感じませんでしたね。

うん、たまには、真面目なレビューもいっか!はっはっはっ



Posted by 獅子王 on 2009/10/04 with ぴあ映画生活