アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣/Venkat Subramaniam
¥2,520
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先日の朝ゼミ でも話題に上がった本書、元々は社内のエンジニアが輪読会が発端で知りました。


<参考>

社内アジャイルプラクティス輪読会

http://ameblo.jp/just-do-neet/entry-10227041457.html




サブタイトルに達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣と書かれていますが、内容自体は非常に平易な文章で書かれており、非エンジニアの方にも十分理解できる内容です。


特に、インターネットメディアの開発は、決して終わりのない継続的な活動であり、ユーザーの反応やアクセス状況、利害関係者からの指摘など・・・その時の状況により臨機応変に対応しなければならない。開発当初に考えていた要件が裏切られることが多々発生するもの。




そういった背景の中で、当社のエンジニアが なぜ アジャイルという考え方・アプローチが注目されているのかというと、以下の文章を見て改めて納得できました(それまでは、アジャイルという漠然とした薄っぺらい概念だけで勝手に納得していました)。


アジャイルなアプローチとは、適応力と協調を重んじる人々が、一丸となって目に見える具体的な目標(きちんと動作するソフトウェア)に向かっていくことである。これがアジャイルの本質だ。


<中略>


これまでとは違って、プロジェクトのライフサイクル全体を通じて、あらゆる作業を継続的に実行するんだ。そもそもソフトウェアというものは、ユーザーが使い続ける限り、本当の意味で「完成」することはない。だから、ソフトウェアの開発はもやはプロジェクトですらないといっていい。ソフトウェア開発は継続的なものなんだ。



特に、最も気付きの多かったポイントは、「第4章 ユーザーが求めるものを提供する」。


敵に遭遇すれば計画は必ず変わる


<中略>


もっとも、ここで言う敵とは、顧客でなければユーザーでもない。もちろんチームメイトでも経営陣でもない。避けては通れない敵とは、変化だ


<中略>


アジャイルな開発の実現と成功は、変化に対する認識と、認識した変化に適応するあなたの手腕にかかっている



エンジニア以外のインターネットメディアの開発に携わる多くの人に、日々起きている変化にどう対応していくか?ということをチームで考える多くのヒントがたくさん書かれています。また、非エンジニアであるあなたが、仲間であるエンジニアの言動に対してより理解を深めることができると思います。


是非とも手にとって読んでみてください。


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