次世代ブラウザーのパフォーマンスについて記事を投稿しました。

http://ameblo.jp/lionbaby/entry-10098631157.html



日経コミュニケーション 2008.6.1号に次世代ブラウザーに関する特集がくまれていたので、

紹介したいと思います。



ポイントは3点で、


 1.オフライン時のローカルキャッシュの強化

 2.Microformatsを利用したデータ連携

 3.閲覧履歴をネットワークで管理




オフライン時のローカルキャッシュの強化


Safari3.1とFirefox3ではオフライン機能を搭載。


HTML 5を利用して、Webアプリケーションをオフライン対応する仕様に沿って、キャッシュ

可能なアプリケーションを開発できるらしい。



Google Gearsでオフライン時の動作を保障するということで話題になりましたが、


HTML 5のClient-side database storageを先行実装した次世代ブラウザーが普及すると

格段にユーザーエクスペリエンスが向上するWebサービスを開発できる環境が整います

ね。






Microformatsを利用したデータ連携


Firefox3ではMicroformatsを標準サポートされるようで(Firefox2ではプラグイン)、

訪問したWebサイトでMicroformatsで記載されていた情報を他のWebサービスに利用

することができる。


Microformatsは、ネット上の情報に意味づけをする仕掛けで、システム側で当該情報を

再利用するための仕掛けにつながります。


ただ、その情報を橋渡しする役割をブラウザーが実現してくれると、それぞれの強みを

持ったWebサービスをデータで結合することができるようになりますね。



我々メディア側は、Microformatsの思想にはとても意味を感じていながらも、本格的に

導入するまでに至っていません。


これは、Microformatsを利活用する環境が整っていないため。



こういった環境が整うことで、思想がリアルになってきますね。






閲覧履歴をネットワークで管理


Firefox3とOpera9.5では、閲覧履歴機能とWebサイト検索機能を強化して、Webサイトを

探す手間を省けるとのこと。


ローカルのデーターベースにブラウジング履歴を管理して、アドレスバーから楽に

アクセスできるようになっていたり、ショートカットキーを利用して検索サイトにキーワード

を送ることができるように。


また、ブラウジング履歴をネット情報で管理して、どこにいても同様の閲覧情報を元に

ブラウジング環境が構築できるとのこと。


特にOpera9.5では、パソコン用のブックマークや携帯電話用ブラウザOpera Mini 4を

同期することで、携帯電話用ブラウザにブックマークする手間が省けます。


なんか、恐ろしい・・・


ですが、ネットワーク上に情報が蓄積されることで受ける恩恵は計り知れない。



ソーシャルブックマークのように能動的にネットワーク上に情報を蓄積することは

既に当たり前になっていますが、無意識のうちに蓄積されていることで利便性が飛躍的に

上がります。






Web 2.0の定義の中で、インターネットがプラットフォームになるという定義がありましたが、

インターネットとの接触口であるブラウザが進化のスピードを上げていくのは当たり前の

ことですね。


特に、オフラインでの付加価値というのが、すばらしい。



Firefox 3の正式版早く出てほしい。