ずっとずっと夢みていたことが叶いました❣️
凛穂の作品が川島織物セルコン 山口社長のお力添えで、
帯になりました❣️
今までの帯は、白生地を選び染めていただき、最後に墨で揮毫するという、緊張感に富んだものでした。
いつか書が織物になればいいなぁと願ってはいたものの、
図面を作っていただき、織物にするということの大変さは理解していました。
だから、「夢」だったのです。
それが、何の気なしのお喋りが、実現されるなんて、感謝しても、感謝しても、し尽くせない。
本当に嬉しいです❣️
ありがとうございます❣️
ただ、墨と紙の相性が織りなす、
滲みと掠れが、織物でどこまで表現できるのか?
とてもとても興味深いものでした。
正直、ここまで滲みが表現できるとは思ってはいませんでした。
この川島織物セルコンの織の技術の高さ、
素晴らしいというほか、言葉は見つかりません。
今日、川島織物175周年記念展示会に
書の帯を締めてお伺いさせていただきます。
展示会の題字も揮毫させていただきました。
とても楽しみです❣️
ここに、私の心から尊敬申し上げます
東北大学名誉教授 石田先生のコラムに、
とても素敵にわかりやすく書いてくださっているので、下記に載せさせていただきます(^^)
川島織物セルコン 応接室にて
今上天皇が御行幸の折、お座りになった席だそうです。
12月のはじめ、京都の老舗『川島織物セルコン』へ書家の木積凛穂さん、中・高校時代の同級生H女史、そして織物大好きの我がパートナー亜子と4人で伺わせて頂いた。社長の山口さんはINAX時代の同期で、そもそもそのご縁が切っ掛けで2年前に初めて伺わせて頂いて以来、色々な方をご案内している。その理由はただ一つ『美しい』からである。気の遠くなるような繊細な手作業から生み出される織物は、歴史を土台としながら日々進化しているからなのか、何時間見ていても飽きるこのない不思議な世界である。ものつくりの一つの原点であるこの『織』の世界を、最先端技術者をはじめ是非多くの方に見て頂きたいと勝手にいろいろな方を御連れしている。ひょっとして、川島さんにはご負担をお掛けしているかも…(笑)
木積さんとは今回2度目、先回伺った折、ひょんなことから彼女の書が織物でどこまで再現されるのだろうか?等と話していたところ、「やってみましょう!」ということに。早速彼女の京都のアトリエで打ち合わせが行われ、具体的な進め方が決まったとのこと。今回、その試作品が丁度出来上がり、合わせて見せて頂いた。文字は篆書(てんしょ)の『壱』という文字、何と墨の滲みまでが見事に再現された織物を見せて頂き、改めて驚かされた。それは、書のコピーではなく、あたらしい物語である。何とも驚くほどの表現力ではある。御許可を頂き、改めてこのコラムで作品が紹介出来ればと思う。
ともあれ、今回は4人組で、何と4時間もご関係の方々を引き回してしまった。きっと大変なご迷惑をお掛けしたのではと思うが、織物文化館の展示もリニューアルされていて、とても充実した時間を頂いた。心から感謝である。無論そのあと先斗町で傾けた杯は、4人の心と体の隅々まで満たしてくれた。