spice of life

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ひと。こと。もの。

カリフォルニア生活記。


Amebaでブログを始めよう!
帰国してしばらくしてからは放置していたこちらのブログですが、
ようやく締めようかと思います。

海外に全く興味がない特にナシ
英語大嫌い&大の苦手どよーん
年の割に考え方の古臭い超保守的な性格どよーん・汗

・・・という三重苦のアラサー女子がどんな海外生活を送ったのか。

楽しんでいただけたでしょうかぼー

渋々渡米して2年、帰国して1年。
また海外に住みたい!とまでは思わないけど、機会があるなら住んでもいいかなとは思うようになりました。
英語は相変わらず大の苦手です。結局一切勉強しなかったし。
でもリスニング能力はさすがに多少伸びた、かも。

ダンナさんの留学や転勤への帯同という形で渡航された奥さん方の多くはキャリアを分断する形になるでしょうし、
渡航中に順調にキャリアを重ねていったり、
あるいは人生設計を実現させていく知人友人達に焦ることも多いかと思います。
私もそうでした。

英語の勉強を頑なに拒んでいたのは、
実のところ、かつて仕事のストレスでたびたび婦人科系が不調になっていた恐怖から、
本気で子供を望んでいる以上、自分とってストレスとなる一切から手を引いておきたかったからです。
でも、開き直る心の片隅で、これでいいのかという自問もつきまとってはいました。

かといって、英語を勉強しない=海外生活で何も得てないか?といえば、そんなことはないんですよね。

英語を学びたい、海外で暮らしたい、そんな風に能動的に渡航した人には理解できないかもしれない、些細なことでも。

 ペーパードライバーでビビリの私が、何時間も運転したりアメリカのハイウェイをぶっ飛ばしたりした。
 アメリカ国内での引越しでは2tトラック(マイカー牽引付き)を運転してカリフォルニアを南下した。
 ダンナと、たくさんたくさん旅行をした。
 国立公園の魅力にハマッた。
 アメリカという国が思っていた以上に州によって全然雰囲気が異なることを知った。
 ほとんど毎日一緒にご飯を食べた。
 毎日最低2食はご飯を作って、レパートリーが飛躍的に増えた。
 メキシカンを好きになって、少しだけパクチーを克服した。
 パンケーキが大好きになった。
 日常的な買い物ならひとりで行ってた。
 珍しい野菜や果物を知って、料理することを覚えた。
 パンやケーキを焼くことを覚えた。
 家庭菜園に初めて挑戦した。
 アンティーク食器に目覚めた。
 スリフトパトロールやアンティーキングをした。
 テーブルコーディネートに挑戦するようになった。
 1人で海外線に3回乗って観光でも仕事でもなくイミグレーションをビビリながら3回通ってセカンダリーに1回連れてかれた。
 アメリカブランドに少し詳しくなってお気に入りもできた。
 アメリカの大学の授業のお手伝いをした。
 ちょこっとプログラマーとしてのお仕事もした。
 着付けを習った。
 ベリーダンスも習った。
 日本であのまま暮らしていたら出会う機会のなかったであろう人々と出会った。それが日本人であっても。

 そして、ムスメを授かった。
 いつかまた行きたい、子供を連れて行きたいと思える場所がたくさんできた。

 何より、2年間、元気に異国で暮らしてのけた。


文字におこすとホントに些細だなーとは思うのですがw、
私には、これだけで充分有意義な時間でした。

このブログを通して知り合った方、教えてもらったことがたくさん。
ヒマに任せて細かくいろいろ書いたことが、自分で読み返しても楽しかったりして。
書いて良かったです。

アメリカに興味がある人、国立公園に興味がある人、
そして、これから、またはいまカリフォルニアで暮らす人の、お役立ち?楽しい小ネタ集?になれたら嬉しいです。

それでは、2年間のアメリカ生活で関わった全てのひと、こと、ものに感謝をこめて。
長々とお付き合いありがとうございました!

2013年晩夏 日本にて lingzi
帰国準備もほぼ終わり、あとはざっと掃除してゴミを捨てるだけ、という状態になった頃、
いよいよダンナの卒業式です。
「ダンナの卒業式」、まさか二度も見守ることになるとは夢にも思わなかったなーw

1年前の卒業式は、屋内でした。(様子はこちら
しかも、実はかーなーり、寒かった!

今回も同じカリフォルニア大学系列なので、同じような状況だろうとタカをくくって防寒対策だけはしていた私と、
会場のことを知らせたつもりのダンナとの間で致命的な連絡漏れがあり、なんと会場は屋外ガーン
結果、ものすごーーーく日焼けしましたガクリガクリガクリ

始まる前は薄曇りだったので、まぁなんとかなるかなーと思ってたんですが、
始まる直前あたりから雲ひとつない抜けるような青空!照りつける日差し!!
お祝いか。お祝いなのか。
手前のおっちゃんの汗っぷりからもご想像いただければ・・・


日焼けしてもそのまま黒くなってしまうことが多い私の皮膚もさすがに堪え難かったようで、
帰国してから皮が剥けたほどでした。
こんなこと、2年カリフォルニアに居たけど初めてだったかもしれません矢印

式終了後、連絡不行届ーー!!とダンナをなじったのは言うまでもありませんaya
なじり先は、尋常じゃなくスピーチの長かった某国のお偉い先生の方が適当かもしれませんが。。

2度目のガウン(またマスターですが)に身を包んだダンナ、


Davisとはちょっとだけ違うデザインのフードを授与。


以下、妻側から見た留学の様子でも。

去年のLaw Schoolと比べて、2学期制が3学期制になった分テストが多かったし、
宿題も多かったようで、かなり大変だったんじゃないかなーと思います。
学科も、仕事には関係するけど学問として学んだことはないジャンルだったので、そういう意味でも苦戦していた様子。
日本人留学生仲間との間で度々開催されていた勉強会に参加してもなお悩んでいたり、
試験前のピリピリした感じは今年の方が強かったかもなぁと感じました。
去年は去年で、クラスに日本人は1人だけだったし、慣れない英語での試験に苦戦してる様子は伺えましたが、
去年のLaw Schoolは留学生クラスだったのに比べて今年はクラスメイトにネイティブも多かったので、
そういう意味でのハードルも高かったように思います。

なんにせよ、2年間の留学中、十二分に及第点な成績で卒業して2つの学位を得たこと、
我が夫ながらすごいなーと尊敬する思いです。

と、たまには素直に褒めておきますぼー

お疲れさまでした♥akn♥


卒業式後は、日本での勤務開始日との兼ね合いで翌日には帰国しなければならなかったこともあり、
仲良くさせていただいていた方の食事のお誘いやレセプションをすべて泣く泣く断り、
1年弱お世話になった部屋へ戻って片付けの追い込み。

ようやく片付いた部屋。


広くて収納たっぷりなキッチンが懐かしいです胸キュン


夜は、1年間ずっと視界にあったHyatt Regency La Jollaに泊まりました。


もっと安いとこでも良かったんですけどね。
せっかくだからと、前日から。
と言っても、つわりで夜は寝込んでましたあせあせ

この翌朝、サンディエゴを発ちました。

帰国準備・その2は、持って帰らないものの処理!
売っていくか、差し上げるか、捨てるか。

まぁ、まずは、「売れるものなら売る!」ですよね♪

ということで、
 ①日本人留学生仲間とその家族で構成されたメーリングリストに連絡
 ②寮の共有スペースにチラシを貼る
 ③①or②で買ってくれた方に、残り物でほしいのがあれば、とオマケで付ける
 ④処分

の4段階で行動しました。

まずは、何を置いても、家具・家電の写真を撮っておくことが大事かと思います。
我が家の場合、それぞれの単品の写真のほかに使用中の写真も撮っておいて、併せて公開しました。

Googleで引越し専用のアカウントを作成して、
売りたいものの写真はそちらに上げ、買取り希望の連絡等々もそちらのメアド宛てで。

単品写真はこんな感じで、


使用例はこんな感じ。


ここまで準備したところで①メーリングリストに流します。
交渉中、あるいは売約済かどうかは、一覧ですぐわかるように画像に直接書いてました。
自分達もいろんなムービングセールを見てきましたが、
売約済みになっても情報が更新されてなくてがっかりしたり、ということもちょくちょくあったので。
めんどくさかったけど、スイマセン、売約済みなんで、という断り方はせずに済んだので良かったかな。
ありがたいことに、①の段階で結構大物を買っていただいて助かりました♥akn♥

次は②寮の共有スペースにチラシを貼る
私達は大学の家族寮に住んでいたので、寮のポストのところと、共用洗濯場にチラシを貼っておきました。
チラシ下部に、メアドを小さく並べて書いて切れ目を入れておくと、興味がある人はピッと破って持っていってくれます。
スーパーにたまに貼ってある、家庭教師やります!のチラシみたいなヤツですw

こちらも、意外と売れましたアップ
偶然、かさ張るものをいくつか購入してくれたのがお向かいの部屋の方だったりw ←面識はない
寮内だと運ぶのがラクなのも大きいですねニコ

ただ、いずれも、アポの調整がちょっとめんどくさいかなぁ。
特に②は日本人相手ではないので、平気でドタキャンもすれば時間を守らなかったりもされるし。

③オマケは、こまごましたものと併せて、インテリア雑貨や、一部洗剤や食品も。
フリーコーナーを作って、そこに並んでるものはお好きにお持ちください、という形にしてました。
食品は、ちょっと難しいところなんですが、
保存の利くパスタや昆布・干しえびなどの乾物系、小麦粉などの粉モノ、スパイス、ほとんど使っていないオイル系などは、
比較的差し上げても迷惑じゃないかなーと思って並べてましたね。
洗剤も、最後の掃除に使うもの以外は、半分以上余ってたら、良かったらどうぞ、くらいで。
親しい方に、半分押し付けみたいにあげたものもありますけどぼー

そして最後が④処分
さんざんお世話になったスリフトストアに寄付する、というのも考えたんですが、時間と体調の関係で断念。
アメリカの集合住宅用の巨大ゴミ箱にガンガン入れて、終了。

ちなみに、カリフォルニアでは、分別はリサイクル可能なものか否か、のみです。
リサイクル可能なものは、紙・ペットボトル・缶・瓶などですが、これは全部「リサイクル可」でまとめてOK。
どう考えても分別しないといけないだろ、と思ったんですが、
たぶん分別する職業の人が居るんだ!そういうところで雇用が生まれてるんだ!と無理矢理納得することにしてました汗

収集のときは、こんな風にトラックがつかんで、


ザバー。


以上。
トラックの前までは人力で運ぶ、という手順。


・・・こんなのや広大な土地を見たら、正直ゴミを減らそう!なんて発想は出てこないんじゃないかと思ってしまいます。
エコバッグとかかなり普及してますし、意識は高いんでしょうけど、
なんだろう、根本的に分かり合えない気がする・・・と思ってしまいましたaya

これも、ゴミ袋に入れるとなんだんかんだで結構な量になりました。
ゴミ置き場と何往復したことかぐるぐる

大体、帰国の1ヶ月くらい前に①から始めていって、実際の引渡しは帰国前の10日間くらいで調整しました。
卒業式の頃は、帰国する人は準備で忙しいですが、
次の年も引き続き居る方は、早めの夏休みで旅行に出かけてしまったりするので、
調整は速めにしておくのがいいのかな、と思いました。
ご参考までにぼー

以上、帰国準備・その2でしたきらきら