「どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法」
と言う本が、去年の年間ベストセラー第6位だったようです
どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法/サンマーク出版
¥価格不明
Amazon.co.jp
当院の患者さんでも買ったと報告してくれた方が4人ほど居ます
それだけ世の中には体を柔らかくしたい人が多いのですね~。
うんうん、私も体の固い人の気持ちはよーくわかります。
中学で新体操部に入部した時、新入部員の中でも1、2を争う程身体の固かった私です
そこから苦労しながら開脚が出来るようになるまでに、うろ覚えですが1年近くはかかった気がします
だからこそ、本当に「どんなに体がかたい人でも」「4週間で」「ベターッと」開脚が出来るようになったら、
ベストセラーどころか、業界(なんの?)を揺るがす大発見と言っても過言ではないかと思います
と言う訳で、書店で見かけたこの本をチェックしてみました~
要は、開脚ストレッチの際に柔軟性の必要な各部位を、週ごとに段階的にストレッチしていくメソッドの様です。
それ自体は理に適っていると思います
基本のストレッチ2種+1週目はこのストレッチ、
2週目はこのストレッチ、
3週目はこのストレッチ、と段階的に進んでいくのですが、
4週目のストレッチからいきなりハードルが上がります
いや4週目これ無理じゃね
そしてそれぞれのストレッチは良いと思うのですが、
特に今までに無い画期的なストレッチ法なわけでも無く、
柔軟体操をしている人なら誰でも知っている基本のストレッチです。
で、本を改めて見てみますと、開脚して「肘がつく」=開脚成功と定義しております。
なるほど~
「ベターッと」の言葉と表紙の写真で
そうかそうか・・・
因みにみなさんの「ベターッと」の定義はなんですかね胸がつくおでこがつく
私は「下腹が床につく」です。
結論:「肘がつく」程度ならば確かに4週間で達成可能ではないかと思われる
(むしろチャレンジ前から肘がつく人も居る気がしなくもないですけど)
しかーし、この本の読者が求めているのは恐らく本の表紙のようにベターッと上半身がつくことですよね
それにはこのストレッチで4週間はちょと無理そうです。
マーケティング的事情はあるかも知れないですが、「4週間で」とか「ベターッと」とか入れない方が良かったんじゃないかな~
因みに前述の「買った」と報告してくれた4人の患者さんは皆さん途中で挫折したそうです。
でも4週間と言う縛りに囚われなければ、この本のストレッチで徐々に柔軟性は上がって行くと思いますよ~
是非もう一度本を手に取って気をなが~くね
とにかく大人のストレッチは無理をしないことです
股関節周りは特に筋を痛めやすいですからね。
先ほどの挫折組のお一人、Mさんに、
「先生はあのストレッチ出来るんですか」と聞かれました。
「まあ、一応・・・(小声)。整体師ですから・・・。」と言った所、
「ブログに載せてくださいね」と
よっし
ブレてるwwしかも潰れててよくわからない
もう一回
・・・体起こしたらストレッチになりませんね
ストレッチの自撮りは無理でした~
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