前回のお話は、+病院見学ツアーwith ジジババ①+ 。
妊婦さんの滞在施設にやって来た。
まず最初に案内されたのが、新生児室である。
防音にはなっているが、かすかに赤ちゃんたちの泣き声が聞こえる。
カーテンが開けられ、3人の赤ちゃんが姿を現した。

まだ、皆生後2~3日の赤ちゃんである。
毎日この病院で、6~7人の赤ちゃんが生まれているらしい。
右2人の女の子は、スヤスヤと眠っているのに対して、左の男の子は、身体が弾け飛ぶのではないか?!と思うくらい、全身で泣いている。

…私が命のエネルギーをひしひしと感じている横で、父きみじが大笑いしている。

「ちょっと!何笑ってんのさ!」
父きみじ 「いや、あまりにも泣いてるからさ~、すごすぎて笑っちゃった…!」
母 「赤ちゃんは、泣くのが仕事みたいなものなんだから、当たり前でしょ!」
見ず知らずの良く分からんオヤジに笑われて、赤ちゃんが気の毒である。

男の子は、チューチューとおっぱいを吸うような口をしながら、静かになり、眠りについた。
きっとお腹が空いていたのだろう。

「わはは。今度は寝てるぜ~。忙しいやつだな~。」
・・・・・・・・・・。
私はこの新生児室を、2時間でも3時間でも眺めていたいような気がした。

他人の子でもこんなに愛らしいのだから、自分の子ならどんなに愛しいのだろう。
授乳も夜泣きもがんばろう!!
そう決意した。
◇
次に、妊婦さんが滞在中、1度は無料で利用できるリラクゼーションアロマルーム(エステやマッサージが受けられる)、ナースステーション、分娩室を通り、出産後泊まる部屋の入口まで足を運んだ。
・・・・・・・・・・・・。

何だここは!?
次回、③へ続く!!
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