***********【レミゼラブル 涙のワケ】***********
12月21日に全国ロードショーとなった、映画「レ・ミゼラブル」を観てきた。


観終わって、脱帽。
言葉では形容しがたい感動が、心の奥底でじんじん流れている。
映画「レ・ミゼラブル」は、1998年にも一度公開された
こちらは、2012年とは違い、ミュージカル映画ではない。
この作品を観た時は、一度も泣かなかったのに、今回は涙が頬を伝った…
2012年の映画「レ・ミゼラブル」は、俳優陣の歌唱力が素晴らしく、その歌の力で、歌詞の意味一つ一つが響いてくる。
セリフだったら、もしかしたら泣くこともないシーンが、歌によって、泣けてくるのだ。
特に、ヒュージャックマン(ジャンバルジャン役)の歌声が素晴らしい
演技にも引き込まれる

***********【レ・ミゼラブルと私】***********
私自身、高校時代ミュージカル「レ・ミゼラブル」を一年かけて練習し、文化祭で上演するという部活に入っていた。
約8役に挑戦。
囚人・工場婦・酒場の客・娼婦・革命を起こそうとする学生・テナルディエの手下・乞食・主婦。
赤丸が付いているのが私だ。
これは、ラブリー・レイディという名の娼婦役である。
首筋がチャームポイントという設定を、勝手に作っていた
これは、乞食役。
赤丸が付いているのが、私
フランスの国旗を持って死んだ…
「からかい」という、マリウスの恋をからかう、革命を起こそうとする中で2・3番目に不真面目な学生役だった
自分に、ぴったり。
自分で考えた、からかいセリフ:「は~はっは!チャンチャカチャ~ン×2(結婚行進曲)」
歌ったセリフ:「列に入れよ。我らの味方に。」
マリウスをからかい、散々学生のリーダー・アンジョルラスに注意
されといて、めちゃくちゃ真面目なセリフをアンジョルラスの次に歌うという、ちゃっかりぶり
***********【レ・ミゼラブルのココが違う!】***********
ほんの少しでも、「レ・ミゼラブル」に関わったことがある身として、2012年映画「レ・ミゼラブル」の改善点を述べるならば、ジャベールをもっとあくの強い雰囲気にするべきだったということだ。
●ジャベール
仮釈放中に逃亡したジャンバル・ジャンをどこまでも執拗に追いかける。
自らの正義の元、悪を許さず冷徹で、どこか心に闇を感じさせる。
孤独感・寂しさを漂わせ、ジャンバルジャンにとっては脅威。
かなり違いが感じられるのではないだろうか。
2012年のジャベールは、どちらかというと羊っぽくて、どうも優しさがにじみ出てしまっている。
それに比べて、1998年のジャベールは、イメージ通り!
もう、見ているだけで怖かった顔にもしつこさ(←失礼)がある。
演技力も抜群であった。
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この作品、絶対映画館で観るべきだ

迫力・感動・歌の響きがよりパワーを増して訴えかけてくるだろう。
観たら、自分の人生、絶対得する。
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