新居の片付け等でバタバタしていて、更新時間がばらついていて、すみません
いつも通り、コメントも必ず返信して、皆様のブログにも遊びに行かせていただきます
前回までのお話は、ラクーア編1・2をご覧ください
肩にもたれかかられたことにより、細胞が絶賛活躍したダーリンと次に向かったのは、彩輝房といわれる、カラーセラピーが楽しめるサウナである。
何でも、自分のサウナブースの壁面の色が変えられるらしい。
扉を開けると、サウナの席が2段ベッドのような構造になっており、100%カップルで埋め尽くされていた。
空席は1つもない。
上段、下段に寝そべりながらも、手を取り合い、カラーセラピーとともに、愛の語らいをしている。
むしろ、愛の語らいの方がメインになっているかと思われる。
むむむむむ!?
一瞬、その場を退いたが、すぐ様近くにあった「くつろぎスペース」で愛の語らいを終え、出てくるカップルを見張ることにした。
私とダーリンは、アシカ的ポーズをとり、扉の動きを一瞬たりとも見逃さない。
完全に偵察隊だ。
―おしゃべりしながら、数分経過
愛の語らいを呪文としているのか、扉は今だ固く閉じられている…
「ちと、見てくるね。」
「なおたん隊員、君が無事に帰還することを祈る…。」
「うむ。待っておれ。ゆり隊員!」
なおたん隊員はアシカ的ポーズから、ほふく前進を始めた。
おそるおそる彩輝房の中を覗いている…。
・・・・・・・・・
勝ち誇った顔で、OKのポーズをするダーリン。
私は、無言でラジャーの合図を送った。
・・・・・・・・・・・・・・・
ラクーアに来て、何で我々は、潜入捜査部隊として、活動しているのだ!?
くつろぎにきたんじゃないのか!?
しかし、懲りずに私もほふく前進を始める。
なおたん隊員と、彩輝房を再び覗くと、1番手前の2段スペースが空いているのが確認できた。
バキュー―――――ン!!!
鉄砲玉のごとく、転がり込む。
「おめでとう!!なおたん隊員!!」
「潜入成功のようだな、ふっ。」
彩輝房を堪能したくて、ここまでしている輩は…
たぶん、いない。
―ラクーア編 完