祭だ花火だと各地でイベント目白押しの盛夏8月。
祭と花火、そして当スタジアム恒例「ユニフォームくれくれツアー」に出かけた、8月9日「野球の日」の話をさせて頂く。
やって来たのは今季三度目となるこの球場。
千葉湾岸のQVCマリンフィールド。席種は2階の内野自由席で、三塁側のかなりライトスタンド寄りを陣取る。
この日ここで開催されていた祭の名前は『MARINE FESTA』、そして貰いに来たユニは周囲の人が皆着ている水色ユニである。
対戦カードはマリーンズVSホークス。
スタメンはこちら。
このカードはマスコット交流で福岡からハリーホークが飛来中だったのだが、試合前に衝撃を受けた光景がこれ。
高田選手のキャッチボール相手をそつなくこなすハリー。マーくんやクラッチには到底できない芸当であろう。
「二人一組を作ってー」という場面で高田選手があぶれた、というわけでは多分ないと思う…。
この試合は17時プレイボールのナイトゲーム。
…とはいうものの、ご覧の通りプレイボール時点では真夏の太陽はまだ高く、三塁側内野スタンドの住人は西日に晒され続けたのであった…。
マリーンズの先発は、ここのところすっかり日曜ローテに定着した大嶺投手。
その日曜ローテのおかげ(?)で、今季マリーンズ一軍戦観戦5試合のうち4試合が大嶺投手の先発試合。
たまには石川投手や涌井投手が見たい…。
ホークスの先発は残り少ない「ダイエー戦士」のひとり、寺原投手。
すっかり貫禄が出てきたマウンド上の姿を見るに、ドラフト指名直後の超細眉で浮かれていた当時を知る者としては、「大人になったな…」としみじみ思うのである。
『MARINE FESTA』のこの試合は、色々とイベントがぶっこまれていたのだが、その一つがこれ。
席を探していた時には誰かの場所取りと勘違いした、椅子に貼ってあった紙。
これを使って人文字をやろう、という事らしい。
で、さっそく1回裏のマリーンズの攻撃前にそれを掲げろという指示が。
「GO GO」の文字が浮かび上がるライトスタンド。
そして2階席では「CHIBA」の文字が。
自分のいたエリアに何が浮かび上がっていたのかは不明である。
試合はいきなり初回にホークスが内川選手のタイムリーで先制。
喜ぶ柳田選手と飯田コーチの図。なんか微笑ましい。
4回にも李大浩選手のホームランなどで加点したホークスに対し、寺原投手の前にチャンスを作れないマリーンズ。試合はやたらとテンポよく進む。
グラウンド整備中、タンデムランで世紀末っぽく登場した鳥2羽。
このマシンが気に入った様子だったハリーホーク。孫さんにおねだりしてみてはいかがだろうか?
マリーンズ最大の見せ場は7回ツーアウト。鈴木大地選手のタイムリーで1点を返してなおもランナー二三塁という場面での代打コール。
7日の試合で顔面にデッドボールを受けた影響でスタメンを外れていた清田選手の登場に、場内割れんばかりの大歓声。
が…
あえなく三振…。
結局3-1のスコアのまま、最終回はサファテ選手が3人できっちり締めてゲームセット。
首位ホークス相手にスイープとは行かなかったマリーンズであった。
水色一色の場内で、ライトの一角を黄色く染めた在京鷹ファンは大喜び。
『MARINE FESTA』の締めくくりは、1000発に増量された花火大会。
2時間38分とかなりスピーディーに終わった試合とは裏腹に、何やら段取りがよろしくなく打ち上げまで妙に間延びしたが…
試合中では出来ない、場内ライトダウンしての花火は美しかった。打ち上げ方向の関係で、自分の位置からは半分屋根にかかっていたのが残念だったが…。
この日のQVCマリンでも多くの当スタジアムのお客様にお会いしたが、その中でちょっとしたサプライズが。
ノンフィクションライターで12球団ファンクラブ評論家、全球団FC入会の大師匠である長谷川晶一さん(中央)と、同じく全球団FC入会の兄弟子であるデザイナーの鈴木ユキタカさん(左)にばったり遭遇。
申し合わせたわけでもなく、それぞれ別々に球場にやって来て偶然巡り合った3名の腕には、同じ『フランク三浦 桃魂2015モデル』が…。
QVCマリンの一角に12球団FC入会者にして桃魂ウォッチユーザーという奇特な人間が3人集まる、というささやかな奇跡に、個人的に胸を熱くしたのだった。
そんなわけで、QVCマリンの『MARINE FESTA』を満喫した「野球の日」の日曜日。
その翌日に当スタジアムで開催されたマリーンズイベント『BLACK WHITE NIGHT』の模様はまた次回に。
世間の夏休み期間である今週であるが、当スタジアムは通常営業中。
夏季休暇を利用しての皆様の当スタジアムへのご来場を、引き続き心よりお待ちしております。