梅雨真っ只中の関東地方。
そんな中、「いかにも梅雨時のプロ野球」という一戦を観戦してきた昨日の話をさせて頂く。
かねてからの予告通り、やって来たのはこの球場。
今季二度目となるQVCマリンフィールド、カードはVSイーグルス10回戦である。
この3連戦は、マリーンズが「ALL for CHIBAデー」で「CHIBA」ユニを着用、対するイーグルスは「FAN'Sデー」で今季のファンクラブユニである「TOHOKU」ユニを着用して戦うなど、双方がイベントを持ち寄ってのカードであった。
イーグルスがビジターで「TOHOKU」ユニを着用する唯一のカードという事もあり、通常のビジター応援デーよりもはるかに気合いを入れたイベントが盛りだくさんであった。
「TOHOKU」ユニを着用して来場登録をするとオリジナルフラッグがもらえると聞きつけ、明らかにおかしな色味でイーグルスのファンクラブブースに乗り込んでいる図。
これは注射を受けているわけではなく、ユニの袖に引き換えた証のハンコを押されているところである。
そんなイベント日という事もあってか、雨予報にも関わらずレフトスタンドはご覧のような真っ赤さであった。
QVCマリンのレフトにこんなにイーグルスファンがいる光景は、ちょっと記憶にない。
この日の席種、つまり先日のブログで「桃色の一味」を募ったのは、三塁側内野上段に位置するグループシート、「ピクニックボックス」であった。
実は、その合同観戦者募集には予想をはるかに上回るお問い合わせやご意見を頂いたのだが、大半は「早く告知してくれれば行けたのに…」「もっと計画立ててやれ!」というご意見であった…。
思い付きに衝き動かされて生きているゆえそれは申し訳なかったが、思いの外「グループシート」的席種にご興味をお持ちの方が多数いらっしゃる事が分かったので、次はちゃんと早目に計画して、「桃色合同観戦会(仮称)」をいつか開催したいと思う。
そんなわけで、問い合わせ多数、参加者ゼロ…、という状況も半ば覚悟したのだが、当日蓋を開けてみればおふたりの参加者が現れたのだった。
真ん中の「マリンフェスタ」ユニの方は、大阪・玉出でマリーンズ贔屓の居酒屋『Area26』を経営されている種子島さん。
自分と同い年で、同時期に野球居酒屋を開業したという奇遇なご縁から親しくさせて頂いている種子島さんには、偶然当日の球場外でばったりお会いし、半ば強引に「桃色の一味」へと引き込んだのである。
一番左の福浦選手の「CHIBA」ユニの方は、当スタジアムがお世話になっており、自分も末席に名を連ねている『純パの会』の田中さん。
今回の見切り発車の「グループシート観戦」に真っ先に志願してくれた篤志家である。
そして毎度お馴染み桃色装束で、謎の3色展開のピクニックボックスが誕生したのであった。
ご参加頂いたお二方、ありがとうございました!!
今回初めて座ったその「ピクニックボックス」からの眺め。
真下がゲートだったこともあり、視界を遮るものが何もなく、なかなかいい眺めであった。
この試合のスタメンはこちら。
交流戦ブレイクでローテが変わったおかげで、かなり久しぶりに則本選手以外の先発投手を見ることが出来た。
その久々の則本選手以外の先発、「TOHOKU」ユニの菊池投手。
対するは「CHIBA」ユニの先発大嶺投手。
クラッチ、クラッチーナもやって来ており、鴎×3、鷲×2、ペンギン×1と野鳥園のごとき様相を呈していたこの日のQVCマリン。
よそのマスコットと並ぶと、マーくんのでかさがよく分かる。
見事に天気予報通りに試合中盤から雨が降り始め、置いといたビールが自動的に水割りになる梅雨らしいコンディション。
試合終盤には照明に灯も入るレベルの薄暗さに見舞われる。
試合展開はバッサリ割愛するが、イーグルスが連勝してこの日の第3戦を迎えた誰もそう呼ばない「千葉東北ライバルシリーズ」は、面積比では千葉の約12倍を誇る東北(但し人口比は1.4倍強程度)がその人口密度の低い広大な大地で圧倒するかのごとく、この日の試合も完封リレーで勝利し、見事に千葉をスイープ。
イーグルスファン的には、全くストレスフリーの快適な試合内容であった。
ヒーローインタビューは、この試合でプロ入り初打点を挙げた入団4年目の三好選手。
表情の固さが実に初々しい。
怪我人だらけのイーグルスであるが、代役の若手がこうして躍動する事で、苦境を逆にチーム力向上にチャンスに変えて欲しい。
雨に打たれながら、怪我人が続出してから謎に強くなってきたご贔屓イーグルスにそんな事を思った、日曜日のQVCマリンであった。
幸いなことに、今のところ観戦予定の試合が雨で流れたことが一度もない今季の桃色行脚。
シーズンの最後までそれが継続できるか…?。日頃の行いを務めて良くしたいと思う。
まだしばらく続く梅雨時の野球観戦は、全天候型の当スタジアムでどうぞ。
雨の日の皆様の当スタジアムへのご来場も、引き続き心よりお待ちしております。