息子が数字、ひらがなやカタカナ、漢字少しを書くようになって、すごーく気になるのが書き順がめちゃくちゃなこと。直そうとしてもわざと「これでいいの!」と頑固に我流を通します。
鏡文字は少しずつ直ってきたのだけど、、、
書き順は違っても出来上がりの形は同じなので「いい!」と言い張るわけですよ
幼児はその傾向があるらしいのだけど、一回くせがつくと後から直すのが難しいとも聞くし、何と言っても字体のバランスや美しさが損なわれる。←そんなことはわかっちゃくれないし。これから漢字がいっぱい出てきてどうするのか。
それでも日本の小学校に行くわけでもないので、学校で困ることもなく、そんなに細かく厳しくすることもないのか?とか悩む。実際、教えていたのでよく見ていたのだけど、欧米とか外国の子も(大人も)アルファベットの書き順がかなり自己流でバラバラ。筆記体もそれぞれのくせがあって読みにくい。まあ、パソコンの時代だし・・・
こだわりがあって書き順とともに漢字やひらがなの美しさを知ってもらうには、、、、「書道」しかないかと思って今後チャレンジさせたいのですが。
で、砂文字板/砂数字板(Sandpaper Letters/Numbers)
モンテッソーリの言語教育の教具。
これでも少しは書き順効果はあるかしらとほのかな期待を抱き、、、
前から作ってみたいなとは思っていて、でも面倒だなーと後回しになっていた。やっとできました。
板にサンドペーパー(紙やすり)で文字をかたどったものが貼ってある。1枚に1文字。
鉛筆を持って書く前段階。
ザラザラを指でさわりながら、文字をなぞる。
触覚メインに視覚と聴覚に訴えながら文字の形と音を覚えていきます。
このザラザラを触るのが子どもって好きなのですよね。
やろうと思えばこんなに、、、
アラビア数字
ひらがな
カタカナ
アルファベット大文字
アルファベット小文字
漢数字
漢字
各国いろいろとあるようで、中国語の漢字、アラビア文字ジャウイ、タイ文字などを見たことがあります。中国語のは「はらい」「はね」「とめ」などの部分的なのもあった。
アルファベット筆記体は・・・いらないかなー、どうだろ。
全部手作りすると大変なので、とりあえず試作としてアラビア数字とアルファベット小文字を作ってみた。
ひらがなは公文のこちら2種でたまーにやっているからあえて作る必要ないし、アルファベットは大文字に比べて小文字は定着が悪いため。マレー語にも使えるし。
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しかーし横着な私。サンドペーパーを文字の形にきれいに切り取り貼るという作業x36文字がおっくうでどうにか他の方法はないものかと家の中を見回したところ。
あった。サンドアート(砂絵)の砂
これを接着剤で文字の部分だけに貼る、ということを無理やりトライ。
それもサンドアートをした後の残りの砂で。
足りなければまた買えばいいのだけど。今回は残り物でなんとかまかなえた。
作成から息子と一緒にした。なんてったって、サンドアート大好き。わくわく。
まずこちらのサイトから型紙をお借りしました。ありがとうございました。
フォントなどもいろいろあって迷うのですが、これがスタンダードで良いと思う。
黒い数字部分を切って、厚紙に輪郭を写す。
字の部分に接着剤を筆で塗る。
(家には水のりしかなかったのでそれで。強力な接着剤があればその方がいいと思った。)
のりがついた部分に色砂をふりかける。
余分な砂をはらう。
以上。カンタン
試作なので、いくつかの色のパターンを。
例えば、上記の公文の書きかたカードのように書き順別に色分けをしてみた。(4,5,7,9のみ)
第一画目はピンク、第二はオレンジ、第三は緑など。ルールを決めておく。
数字は一画と二画しかなかったので、こんなかんじ。
どこから書き始めればいいの?(ピンクから)というのが、ちょっとはわかりやすいかな。
書き始めに点を付けるなどすればベターか。
Putihが自分なりに「十」(漢数字のの10)を作ってました。なんとアーティーな?十字架のようなできばえ。
残りの色がそれぞれ中途半端な量になったので、途中から全部混ぜてしまうことになった。
アルファベット小文字。
うちにすでにあるフラッシュカード(by Ladybird)をダミーにした。
あまり使っていないので。
同様に、黒い文字部分に接着剤(糊orボンド)を筆で塗り、
色砂をふりかけ
余分な砂をはらう (トレイに戻し、リユース)
完成
見事にザラザラになりました
色砂の色、きれいじゃないけど・・・
それをアルファベット全部やり(息子がほとんど全部喜んでやっていた)、
乾かすのみ。
作成所要時間(乾かす時間は抜いて)数字は30分程度。アルファベットは2時間ほど。
やはり砂が飛び散り掃除は覚悟、、、だけど、
数字は部屋の中でやり新聞紙はしいていたけどやや大変だったので、
アルファベットはベランダにビニールシートをしいて、その上トレイを置いてその上で主な作業をやったので、まあまあ。
そして、実際になぞるお仕事をしてみました。数字もアルファベットも。
私がゆっくりなぞって見せて、その後息子もなぞる。
せっかちにササッとやったり、ふざけて違う書き順でやったりもしていましたが。
割とちゃんとやってくれたかな。自分で作ったんだもんね。
少しは英語の勉強に役立つのかな。ワークブックもやり始めたことだし。
やらせてみて、フォニックスはマレー語と混乱しつつあるのがわかった。
レッスンを受けているから、まあそちら優先でもいいか。
なぞった後に、順番に並べさせてみたら・・・
なんと、a、d、c、b・・・とならべ最後まで気づかない。確認させても気づかない。
うーん、bとdの区別がついてなかったことが判明。鏡文字まだまだだね。
できあがって使ってみると、やはり砂がぽろぽろと落ちますね それが欠点か。
特に子どもは変に力を入れてこすってしまったりするので、劣化が早そう。
「優しくなぞってね」とは注意するものの。
砂が床に落ちて気になるなら、紙やすりの方が断然いいとは思う。
うちはこれでしばらくやってみようかな。
色砂もアートショップで売っているのは、大きな大量の袋=多すぎる。
または絵柄とセットになっているごく少量の物、、、、と極端。
ちゃんとすべてやるなら、子どもの好きなきれいな色を選んで、やっぱり書き順別にやるのがいいのかな~と思っている。
あとうまくいくかはやってみないとわからないけど、グリッターグル―/メタリックグル―(キラキラが入っているスティック糊)を貼るのもいいかな~とクラフトショップで見て思った。検索したらやはりやっている人がいた!
あれこれ考えているうちに敏感期過ぎそうだ・・・。
とりあえず、今回はアイデアShareということで、サンドアートの砂を使った砂文字板の試作でした。ひまをみて他の方法もやってみて比べたい。
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