聖書と日本の神話はここまで似ている! | 「秦氏」の謎ブログ

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失われたイスラエルの十部族(失われた原始キリスト教徒の謎に迫る。

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ある日本の学者は、日本の神話に登場するニニギ(アメニギシクニニギシアマツヒコヒコホノニニギノミコト)の周辺のことが、聖書の記すヤコブの周辺の事柄に酷似していると指摘している。

※『古事記』では天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命、天邇岐志、国邇岐志、天日高日子、『日本書紀』では天饒石国鐃石天津日高彦火瓊瓊杵尊、天津日高彦瓊瓊杵尊、彦火瓊瓊杵、火瓊瓊杵などと表記され、一般には瓊瓊杵尊や瓊々杵尊(ににぎのみこと)と書かれる。

日本の神話では、天皇家また大和民族は、天から降りてきた「ニ二ギ」の子孫ということになっている。「ニ二ギ」は天孫民族の父祖である。一方、「ヤコブ」はイスラエル民族の父祖である。

日本神話によれば、はじめ天から降りるはずだったのはニ二ギではなく、「オシホミミ」だった。ところが、彼が準備している間に「ニ二ギ」が生まれたので、結局彼に代わってニ二ギが降りることになる。ニ二ギは天から降りてきて、天孫民族の父祖となった。

※天孫民族=大和民族は、縄文時代以前から本州・九州・四国などの日本列島とその周辺諸島に居た人々と、その後に移住してきた人々で構成される民族であり、縄文時代から日本列島に住んできた人々のうち、大和平野の人々が中心になって形成されたヤマト王権が、日本列島各地の様々な人的集団と連合し、あるいは勢力下に置き、同化したことにより大和民族が成立していったと考えられている。しかし大和民族の連合政権とされるヤマト王権の成立過程は、現段階でも明らかになっておらず、謎も多い。大和とは、古墳時代に大和平野の豪族が中心になって徐々に形成された大和朝廷がその語源である。

戦前教育では、天孫降臨の神話から天孫民族(てんそんみんぞく)とも称された。戦後にこの呼称は廃された。また、日本国籍を持つ者の大半が大和民族であり、日常会話では大和民族ではなく、基本的に日本人と称する。


同様に聖書によると、はじめ神の民になるはずだったのは「ヤコブ」ではなく、彼の兄「エサウ」だった。しかし結局、神の民の祝福は「ヤコブ」に引き継がれ、ヤコブがイスラエル民族の父祖となった。

また日本神話において「ニ二ギ」は、天から降りてくると、美女コノハナサクヤヒメ(木花咲耶姫)に恋をして妻にしようとする。ところが、彼女の父はニ二ギに、彼女の姉の面倒も見てやってくれという。しかし、姉は醜かったので、ニ二ギはこの姉をこの姉を父に返してしまう。

同様に聖書によれば、「ヤコブ」は美女ラケルに恋をして妻にしようとする(創世記29章)。ところが彼女の父は、妹を姉より先に嫁がせることはできないから姉(レア)も妻にしてくれと言う。しかし、姉は美しくなかったので、ヤコブはこの姉を嫌った。

また日本神話では「ニ二ギ」は、妻コノハナサクヤヒメとの間に「山幸彦」を生む。ところが山幸彦は、兄「海幸彦」にいじめられ、海神の国へ行く。そこで山幸彦は神秘的な力を得て、田畑を凶作にして兄を悩ませるが、そののち兄「海幸彦」の罪を許す。

同様に聖書では「ヤコブ」は、妻「ラケル」との間に「ヨセフ」を生む。ところがヨセフは兄たちにいじめられ、エジプトに行く。ヨセフはそこでエジプトの宰相となり、兄たちが凶作で苦しんでエジプトにやって来た時、彼らを助けその罪を赦す。

また日本神話では山幸彦は、海神の娘「トヨタマヒメ(豊玉毘売神)」をめとって、その間に「ウガヤフキアエズ(天津日高日子波限建鵜草葺不合命)」を生む。ウガヤフキアエズには、4人の息子が生まれるが、2番目と3番目の息子は別のところへ行きいなくなってしまう。4番目の息子が「神武天皇」で、大和の国を征服する人物となる。神武天皇の流れを汲んでいるのが日本の皇室である。

一方聖書では、「ヨセフ」は、エジプトの祭司の娘をめとり、その間にマナセとエフライムを生む。このエフライムが、日本神話のウガヤフキアエズに似ている。というのは、エフライムには4人の息子が生まれるが、2番目と3番目の息子は早死にしてしまう(I歴代誌7.20~27)。4番目の子孫として「ヨシュア」が生まれ、ヨシュアはイスラエル民族を率いてカナンの地(イスラエル)を征服する。このエフライム族の流れを汲んでいるのが、「イスラエル10部族」の王室である。


このように、細かい部分を別とすれば、日本の神話の骨子は聖書の記事に、じつによく似ていることがわかる。

つまり「古事記」、「日本書紀」における神話は、もともと根底に聖書の物語があったが、それに様々な異教的な要素が加わり出来あがったものであろうと推測される。

考えようによっては、日本の神話は、もともとは大和民族が「ヤコブ」-「ヨセフ」-「エフライム」の系統の子孫であることを示す系図であったとさえ受け取れるのである。