お盆と盆踊りにも、ユダヤとの関係が見られる | 「秦氏」の謎ブログ

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失われたイスラエルの十部族(失われた原始キリスト教徒の謎に迫る。

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お盆

日本には、7月15日あるいは8月15日に「お盆」(盂蘭盆)と呼ばれる行事がある。

これは旧暦では7月15日に行われた。お盆は一般に仏教行事のひとつに思われているが、実は、日本に仏教が入るよりずっと前から、日本には「祖霊祭(たままつり)」というものがあった。日本に仏教が入ってきたとき、この祖霊祭が仏教行事に取り込まれて、お盆となったのである。

じつは、古代イスラエルでも、ユダヤ暦の7月15日に大きな祭「収穫祭」または「仮庵の祭(かりいおのまつり)」と呼ばれるものがあって、非常に盛大に行われた。「仮庵の祭」と、前回述べた「種を入れないパンの祭(過越の祭)」は、古代イスラエルの2大祭であった。

「あなたがたがその土地の収穫をし終わった第7月の15日には、7日間にわたる主の祭を祝わなければならない」(レビ記23.39)

このように古代イスラエルでは、収穫祭(仮庵の祭)は本来、ユダヤ暦第7月の15日に行われた。

日本のお盆は、新暦になった今日では、8月15日に行われる所も多くなった。不思議な事に、10部族のいた北王国イスラエルでは、この収穫祭は、月遅れの8月15日に行われていた。

「(北王国の)ヤロブアムは、(南王国)ユダでの祭にならって、祭の日を第8の月の15日と定め・・・」(Ⅰ列王記12.32)

日本では現在、不思議な事に8月15日は、「お盆」の日でもあるが「終戦記念日」でもある。


盆踊り

日本のお盆では、「盆踊り」をする。これもじつは、仏教の踊りではなく、古代から日本で行われていた「歌垣(うたがき)」と呼ばれる踊りである。

歌垣は、上代(大和時代)から行われてきたもので、奈良時代にとくに盛んになった。これは、全国の男女の間に流行し、男女はそこで歌い、踊り、見合いなどをして結婚を約束した。

踊りの仕方は、男女が交互になって円形の輪を作り、一人の音頭取りの歌につれて、拍子をとりながら踊り、人数の増加するのに従って、二重、三重の輪を作っていくというものである。


こうした風習は、古代イスラエルにもあった。古代イスラエルにおいては7月15日からの収穫祭(北王国では8月15日から)に、踊り会があり、未婚の娘たちや男子たちは、その夜の踊りと出会いのときを楽しみにしていた


かつて日本では、盆踊りの時に「略奪結婚」をする風習があったとも言われ、とくに九州の大分では、その夜大勢が踊り狂う時に、男子は自分の想う娘を山林に担ぎ去る風習があったとも言う。

しかし、じつは古代イスラエルにも、これと同じ風習があったのである。

聖書には、古代イスラエルにおいて、ベニヤミン族の女性が根絶やしにされてしまった出来事があったと述べている。そのときに、イスラエルの長老たちは、どうしたらベニヤミン族を存続させられるだろうかと話し合ったという。

「そうだ!毎年、シロ(10部族のいた北王国の町)で主の祭りがある。」と彼らは言った。

そしてベニヤミン族で生き残った男たちに命じた。

「行って、ブドウ畑で待ち伏せして、見ていなさい。もしシロの娘たちが踊りに出来たら、あなたはブドウ畑から出て、めいめい自分の妻をシロの娘たちのうちから捕え、ベニヤミンの地に生きなさい」

ベニヤミン族はそのようにした。彼らは踊っている女たちを略奪し、自分たちの数にしたがって連れてきた。そのような話しが聖書に記されている(士師記21.16~23)

当時のイスラエルは、そのような混乱期であったのである。


仮庵の祭と中秋の名月


日本にはまた、旧暦の8月15日に「十五夜」という風習がある。これは新暦では、9月中旬~10月上旬である。日本で「十五夜」の日は、ユダヤ暦ではちょうど、第7月(テイシュレイ)の15日にあたり、仮庵の祭の日と同じである。つまり、日本で「十五夜」を祝っているとき、ユダヤでは「仮庵の祭」を行っている。

「十五夜」の時、日本人は伝統的にしばしば「仮庵」を建て、そこに家族や親せきが集まった。ススキを花瓶にさし、団子や里芋や梨など、その時期の成り物を供えて、「中秋の名月」をながめて、お月見をする。

古代イスラエルにおいても、北王国イスラエルでは第8月15日に、南王国ユダでは第7月15日に、仮庵を建て、そこに家族や親せきが集まった。そして、その時期の成り物を供え、中秋の名月を鑑賞しながら、その年の収穫を喜んだのである(レビ記23.39~42)



ここまで、検証を進めてくると読者の方も古来からの日本の風習の本来の意味するところが見えてくると同時に、古代ユダヤと日本の斬ってもきれない深い縁を感じるのではないだろうか?