2017蟹座満月☆軽やかに未来へとジャンプする | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2017年1月12日20:33に蟹座の満月ですかに座

 

2017年最初にして最高潮の満月がやってきます。

 

太陽と冥王星・月・木星・天王星と、10天体中5つの惑星が参加する形で、黄道上に大きな十字が創られる夜。

 

惑星たちはすべて順行していて、一気に大きく物事が展開し、進んでいく予兆に満ちた活動宮のグランド・クロスです。

 

 

果てしなく広がる大地の遥か彼方の地平線を見つめて、ぽつりと立っているかのような。

 

ここからどこへ向かうのか、すべて自分次第で自由に選べるのだとしたら。

 

いま、ここに立ち、どこへ向かっていきたいのでしょう?

 

 

時代が大きく流転する中で、過去から手を振りほどいて走り出す。

 

すべてが新しく生まれ変わっていく、カーディナル・クライマックスの満月です。

 

 

 

◆十字と四つの柱の基盤

 

山羊座の太陽と冥王星

蟹座の月

天秤座の木星

牡羊座の天王星

 

これらがグランド・クロスを描く満月です。

 

太陽と冥王星はぴったりと寄り添って山羊座にあり、わたしたちの眠れる力を揺り起こそうとしています。

 

もっと実際的で現実的に使える力を目醒めさせて、社会のなかで発揮するときだと、うながしているのでしょう。

 

 

人生に対する責任は、生まれ持った自分自身の可能性の種を開花させること。

 

わたしたちはじっくりと花を育てるように、丹念に手をかけて、人生を花開かせることができるのでしょう。

 

そのことにエネルギーを注ぐべきで、それ以外に重要なことはそんなにないのかもしれません。

 

 

太陽の向かいの蟹座に満月があり、そんな自分の人生を、共感してくれる家族や仲間の存在が支え、資質を引き出すきっかけになることを示しています。

 

【わたしが自分らしくあるために】

 

気遣うことなく、心をひらいて、安心して甘え、おたがいに愛情と思いやりを分かち合うことのできる人たちの存在。

 

 

人は根源的な欲求として、安全な場所で、愛されて、大切に扱われたいという思いを秘めています。

 

どんなことがあっても頼ることができるからこそ、なにがあっても支えたい人。

 

普段は離れていても、いざという時に還ることのできる場所。

 

そんな存在が、わたしたちの【心の基盤】を創ります。

 

心の基盤があれば、どこへ行って、なにをしても、いつでも自分らしくいることができるでしょう。

 

心の基盤が揺らいでいると、そこを補うために他者を利用しようとしたり、ジャッジしたり、何かと引き換えでなければ何もしなかったり、あるいは認めてもらうために尽くしてしまったりする在り方を無意識に選んでしまうかもしれません。

 

 

山羊座と蟹座は集団を示すサインで、家族や仲間との親密な関係と、安心できる心地よい居場所の象徴です。

 

そこに対して、木星と天王星が対極のクロスを作っているこの満月は、徹底的に今現在の自分にフィットした関係と居場所を早急に整えることをうながしているのでしょう。

 

本当に頼り甲斐があって甘えられる人と、安心して過ごせるスペースと、みんなの中での役割と。そして、そこにいて無理のない【自分らしさ】

 

人生を支える四つの柱……自分・他者・居場所・役割をいま、この瞬間にもっともフィットする形に整えていくときです。

 

 

 

◆両極を同時に成長させていく

 

わたしたちが内側から成長しようとしているときです。

 

それは目に見える現実のなかで、すこしずつ芽生えてくるかもしれません。

 

 

個人の感情を抑えて、全体に貢献すること。

 

直観を信頼して、必要なことを速やかに現実のなかで実行すること。

 

自分のなかにある資質を外の世界で表現して、より多くの人に役立てること。

 

先の流れを察知して、なにをすべきか予測して、みずから行動すること。

 

自分の得た学びと知識を、人と分かち合うこと。

 

そのようなことを、この満月がうながしています。

 

 

わたしたちの精神的な成長は、物質的な成長と反対のベクトルに向かって進みます。

 

いまあるものを厳しく冷めた目でジャッジして、否定し、時に切り捨て、他を圧倒することで物質的な成果は高まっていきます。

 

一方、精神の成長はゆるし、受け容れて、信頼し、分かち合い、どんなものであっても認めていくことからはじまるでしょう。

 

現在への否定と批判と、現在への受容と理解。

 

そのどちらかでなく、その両軸のバランスをとることが心地よさのカギとなるでしょう。

 

思考と感情と感覚のすべてを使いながら、そのいずれにも偏らず、その真ん中に心地よく立つことを意識したいときです。

 

 

 

◆真ん中は軽やかにバランスを保って

 

いま起きていることを正確に知覚する感覚と、それを分析して予測し、対策を立てる思考と。

 

それらの真ん中にあって、バランスを保つためのハートと。

 

中心は軽やかで、なるべく多くのスペースがあるほうが、仕組みはうまく働くようです。

 

さまざまな感情の重さ……不安や緊張や怒りや嘆きや罪悪感は、中心を重くするばかりで、両軸のバランスを崩してしまうでしょう。

 

過去から持ち越した感情を手放し、軽やかに未来へとジャンプするときです。

 

 

扱い難い自分を受け容れ、凝り固まった感情を絶叫と共に天へと解き放ち、心地よい心身と関係と居場所とを整えたら、そこがスタートライン。

 

過去に蒔いた実りを刈り入れて、未来に向かって、いまひとたび、種を蒔く。

 

新しい時代の幕をひらく、カーディナル・クライマックスの満月です。