2015年は9月27日が中秋の名月となり、その翌日の昼間に起こる満月です。
世界にわたしたちの小さな意志を打ち上げて、そこに共鳴するものと、共同創造をはじめる秋の時間。
古いパターンや記憶は一旦脇に置いて、まっさらな気持ちで新しい道を切り拓いていくときです。
これまでやってきたことがなんであれ、いま、ここで自分の足で立ち、内側にあるもっとも高次の部分とつながって、人生を築いていくときです。
無理だと思って諦めてきたもの、手放してきたこと、見ないようにしてきたものと、しっかりと真剣に向き合って、自分の道を拓いていきましょう
あなたの魂がたったいま、望んでいることはなんですか？
それを口にしてしまうと、もう後には引き返せないかも知れません。
もう見ないふりはできないし、自分をごまかすこともできないでしょう。
わたしたちはそれを知っているので、なるべくそこと出会わないように、本心を見ないように、魂が訴求するものを避けるようにして、過ごしてきたのかも知れません。
あるいは、あまりにも巧みに避けすぎて、もうそれがなんだか簡単には思い出せないこともあるかも知れません。
でも、いま、わたしたちは魂の原点に立ち戻り、もっとも高次の意志をもって、尽きない情熱を奮い立たせ、そこへ足を踏み入れるときです。
気がつかないふり、思考停止のパターンは脇に置いて、なりふり構わず、真剣に、自分の道を切り拓いていくときがやって来ています。
この時期に明らかになることは、あなたの内側に隠されてきたもの。
そこにはいいものも、悪いものも、複雑に絡み合って、隠されているかも知れません。
習慣やパターン、クセや過去からの踏襲など、いかにそれらによって、わたしたちの行動や思考がコントロールされているのか、気づかされることが多々あるでしょう。
それは自分ひとりで気づくことも、他者との関係を通して、明らかになることもありそうです。
パターンに気づいたとき、「ああ、またやってしまった」と、どうにもいたたまれない気持ちになることがあるかも知れません。
しかし、わたしたちはその本質を見て、知ることを通してしか、自由になることができないのでしょう。
ポイントは、いかにそこをジャッジせずに、そ知らぬ顔で、しかし、しっかりと見ながら、やり過ごすことができるか、です
古いパターンが去ることで、そこに新しい豊かなひらめきがやってくるかも知れません。
そして、わたしたちはもっと賢く、繊細で、的確に、物事を考え、道を切り拓くことができるようになるのでしょう。
『なにかを失うかも知れない』という怖れは、この時期、わたしたちの行動や思いつきを狭めることにつながります。
物や関係に執着するほど、その怖れは募っていきますが、その根本は不信感にあるのでしょう。
『信頼』はこの時期のとても大きなテーマです
他者に対する不信感は物への執着を深めさせ、自分に対する不信感は他者への依存を強めるでしょう。
ここにバランスをもたらすコツは、自分から他者に心をひらき、その繊細な感情や本心や秘密を明かすこと。
他者に安心して心をひらくコツは、自分自身にくつろぐこと。
ジャッジを手放して、いつでも『OK』を自分自身に送り続けること。
あなたにとって、この世界の住み心地はどのようなものでしょうか？
自分に対する信頼は、他者との関係を強化することとなり、他者への信頼は、世界とバランスよくつながり、心地よい居場所を築くことにつながります
あなたはいま、人生において、望んでいる場所に立っていて、より望む方向へ進んでいるでしょうか？
もし、そうだと感じられないのだとしたら、そこを調整するチャンスです。
ポイントは過去にとらわれず、いま、ここの自分自身を等身大で把握すること。
わたしの才能、わたしの資質、わたしの仲間、わたしの望み。
自分のなかにある『善きもの』を、高次の意志の力で束ねて使いこなし、いまこの場所から、わたしのための人生を築き始めましょう。
わたしの小さな意志と行動が、地上ですこしずつ積み重ねられていき、それはやがて軌跡を描く。
わたしの軌跡は道となり、その道は光を得て、ほんのりと輝く。
わたしの意志と共鳴するものたちが、導かれるようにやって来て、軌跡は何重にもなり、その地はますます輝きを増していく。
そうしてわたしたちは、天の意志を宿しながら、大地に輝く星となり、この地上を明るく照らすようになるのかも知れません。
クリエイティビティをあますところなく解き放ち、あなたの魂がたったいま、望んでいる方向へ足を踏み出しましょう
いま、ここから新しい道がはじまります。