五葉松食品の効果について | ドクターヒロの健康・お悩み相談室

ドクターヒロの健康・お悩み相談室

誰にも相談できない体の悩み、どこへ話してよいのかわからない、 誰も聞いてくれない症状について、悩めるあなたを救うサイト

 当クリニックにおいて、ATL(成人型T細胞性リンパ腫/白血病)患者に五葉松食品を摂取させたところ、1例は皮膚にできた腫瘍が自然に縮小するとともに全身状態も回復した。通常、皮膚に腫瘍を形成するタイプのATLは、抗がん剤を投与しても効果が期待できず、進行性で予後が不良である。もう1例は、血液中に腫瘍細胞が増加する白血病タイプのATLで、命が危ない状態であったが、五葉松食品を摂取することによって全身状態が良好に保たれ、骨髄移植によって治癒した。移植に伴うトラブルもみられず、現在は完全に社会復帰を果たしている。


ATL治療前
true-成人型T細胞性リンパ腫・治療前
   ↓
ATL治療後
ドクターヒロの健康・お悩み相談室-成人型T細胞性リンパ腫・治療後

 ATLは、HTLV-1というHIVに類似したウイルスが、Tリンパ球に侵入し、遺伝子構造を変化させるために腫瘍化する。一方、五葉松種子には強力な抗ウイルス作用を有するリグニンポリフェノールであるSPNが存在し、その摂取によってHIV患者の全身状態が飛躍的に改善することが明らかとなっている。HIVと同様に、HTLV-1に対しても抗ウイルス作用が働いたことが、ATLの改善の一因であろうが、さらに大切な要素もあると考えられる。

 ATL以外の悪性腫瘍においても、五葉松食品を摂取した人たちは、主治医の予想に反して良好な経過を示している。
 1例を挙げれば、診断時にはすでに癌性腹膜炎で腹水が貯まり、痛みで弱り果てた一人暮らしの老女が五葉松食品を摂取するようになってから痛みが軽減、食欲も出て全身状態が改善し、約3ヶ月の間、自力で生活し続けた。しかしある日、都会に住む長男に連れ出されたことで五葉松食品も摂取できなくなり、癌センターで抗がん剤の投与を受けてからすぐに死亡した。
 またもう1例、手術不能で転移もみられた進行子宮癌で、余命わずかと予想された患者においても、五葉松食品の摂取を続け、抗がん剤の副作用も軽く、約3年を経過してもなお元気である。
 
 五葉松種子には、生命活動を高める作用があると言われており、昔から極寒の地においては重宝されてきた。腫瘍細胞を持っている個体の自然治癒能力が高まれば、当然のこととして予後は改善する。であるから、SPNの抗腫瘍効果のメカニズムを明かすことは、抗がん剤の腫瘍細胞に対する殺傷能力を実証するように単純にはいかない。より多くの症例を積み重ね、総合的に検討していくことが望まれる。

 最後に五葉松食品の摂取量の目安を記しておく。
 健常人は毎日2~4粒、癌などの病人には毎日6粒以上の摂取を勧める。
 私の個人的見解であるが、五葉松食品に合わせて酵素食品を一緒に摂取すると効果がより高まる印象が強い。 




日本内科学会認定内科専門医
日本血液学会血液専門医
太陽クリニック院長 髙橋 弘憲