食事を無料提供する慈善団体、レスト・デュ・クール( Restos du Coeur )の冬の活動が開始になり、今年もこの恩恵を授かる人は100万人に達すると推測。昨年初めて記録した100万人到達は、「かなり忌まわしい記録」と表現されたものの、今年もこの記録は更新される見通し。


代表者のオリヴィエ・ベルト氏は、食品を供給してくれる会社に減税の恩恵を与えるよう政府に要請。昨年レストに無料供給された牛乳は85万リットルで、必要とする2,000万リットルをはるかに下回り、この減税でさらなる協力を求めたい意向。


売れ残り品を排出するスーパーマーケットも、捨てるほうがコスト削減となるためなかなか進まない寄付だけれど、今年は牛乳だけでなく、肉や卵、そして野菜といった製品の供給も受けられるよう政府に働きかけているところ。


昨年の寄付金は8,400万ユーロ(約123億円)に及んだものの、団体によるとこの額でも沈滞気味ということで、さらなる新たな食品寄付の促進策を模索中。毎日、もしくは週数日2,000箇所以上で開催される食事の無料支給は、来年3月まで続く予定。