ナポレオン・ボナパルトの血痕がついた帽子をはじめ、皇帝の所有物1,000点あまりがオークションに掛けられることに。推定総価格は、およそ500万ユーロ(約7億2,500万円)。


これらの品々は宮殿の改築費用を募るために、モナコ大公アルベール2世によって出品されたもの。もともと曽祖父ルイ2世が1985年から1920年に掛けて収集し、現在まで公国の博物館に展示されていたものだそう。


中でもナポレオンの黒いフェルト製二角帽は貴重なもので、指導価格は40万~50万ユーロ(約5,800万~7,250万円)ということ。ワーテルローの戦いの前年、皇帝が一時的にエルバ島に追放された1814年に着用したものと査定。


他にもワーテルローの戦い後、馬車に置き忘れられた手袋、ロシアから撤退中に身に付けたとされる腕時計、メダル、ライフル、家具、そして絵画などが出品。