'Maze Runner' Director to Tackle Norse Mythology With 'Fall of Gods'【THR】
http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/maze-runner-director-tackle-norse-817596

デンマークのデザイン会社Mood Studiosが製作した、北欧神話を題材にした豪華挿絵つきファンタジー小説「Fall of Gods」の映画化権を20世紀FOXが取得したようです。

「メイズ・ランナー」シリーズを大ヒットさせた若手監督ウェス・ボールを起用して映画化をめざすとのこと。

TVアニメ「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」のストーリーライター・スティーヴ・ツィーリン(Steve Tzirlin)、「メイズ・ランナー」シリーズのジョー・ハートウィックJr.、監督のウェス・ボールらがプロデューサーをつとめます。


原作の「Fall of Gods」(未訳)は少し変わった成り立ちの作品のようです。

この本を製作したのは、上で述べたように、Mood Studiosというデンマークの会社。

ここは映画やゲームのコンセプトデザインを手がける会社のようで、過去には、このブログでもご紹介したことがあるリーネ・コーバベル原作のデンマーク映画「The Shamers Daughter(原作邦題「秘密が見える目の少女」)」のコンセプトデザインなどを担当しています。

この会社所属のコンセプトデザイナーであるラスマス・ベルグレーン(Rasmus Berggreen)が、TVゲーム「ヒットマン」などでシナリオライターをしているマイケル・フォークト(Michael Vogt)らとチームを組み、クラウドファンディングサイト「キックスターター」で資金を調達して作ったのがこの本のようです。

本の製作元であるMood Studiosの公式サイト↓

http://www.moodvisuals.com/portfolio/fall-of-gods/

で少し中身が見られますが、これはなかなかカッコイイですね。映画のコンセプトデザインやってる人が絵を担当してるだけあって、どのページも絵に世界観の奥行きが感じられます。

内容は、人間と霜の巨人が敵対する世界を舞台に、連れ去られた妻を探す戦士ヴァリの冒険を描く、北欧神話をベースにしたファンタジーのようです。


映画の製作開始時期は未定ですが、ボール監督はこれから2017年公開予定の「メイズ・ランナー」シリーズ3作目を撮らないといけないんじゃないかと思われるので、たぶんそちらが終わった後になると思います。

Fall of Gods [illustrated novel]: She is gone (.../Rasmus Berggreen

¥価格不明
Amazon.co.jp

日本からはKindle版が買えます(今は一時的に買えませんが)。