Ridley Scott in Talks to Direct Matt Damon in 'The Martian'【THR】
http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/ridley-scott-direct-matt-damon-703887

アンディ・ウェア原作 20世紀FOXによるSF冒険映画「The Martian」の監督として、大物リドリー・スコットが交渉に入ったようです。


原作「The Martian」(未訳)は、新人作家アンディ・ウェア(Andy Weir)が、もともとウェブサイト上で無料で公開していたオンライン小説。
そこに徐々にファンがつき、彼らの要望に押されるかたちで2012年にAmazon Kindleで自費出版の電子書籍として売り出したところ、これが大評判になってベストセラーに。
現在では大手出版社のCrown社が権利を買っており、2014年からは同社から電子・紙両方の書籍が出ています。

火星に取り残されてしまったアメリカの宇宙飛行士マークが、過酷な環境の中で何とか生き延びようと奮闘しながら、地球に帰還しようとする。いっぽう地球では、NASAの人々が彼を救いだすための計画を必死で練る。マークの運命やいかに?
…という、「キャスト・アウェイ」+「アポロ13」のような作品だそうです。(概要聞いた印象だと「ゼロ・グラビティ」っぽい感じもありますね)面白そう!


映画化権は2013年の時点で20世紀FOXが取得。

当初は「クローバーフィールド」や「ワールド・ウォーZ」などを手がけた脚本家のドリュー・ゴダードが監督する予定でしたが、その後「アメイジング・スパイダーマン」のスピンオフ映画「Sinister Six」を監督するために降板してしまい、かわりに監督として交渉に入ったのがリドリー・スコット、という状況です。
(脚本は降板したゴダードが書いていきました)

主演にはスター俳優マット・デイモンがすでに決まっているようです。


ネット小説が電子書籍になって大ヒットして大手出版社から再リリースされて映画化が決まって主演がマット・デイモンで監督がリドリー・スコットなんて、作家志望者がみんな夢見るようなシンデレラストーリーですね。

具体的な製作開始時期は明らかにされていませんが、このままいけばリドリー・スコット21作目(次の次くらい)の監督作品として製作される予定だそうです。

The Martian: A Novel/Andy Weir

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