New Details On James Frey’s Mammoth Book-Movie ‘Endgame’ Deal At Fox【Deadline】
http://www.deadline.com/2014/01/new-details-on-james-freys-mammoth-book-movie-endgame-deal-at-fox/

人気YA作家「ピタカス・ロア」としても知られる一般書&YA作家ジェームズ・フレイが児童書作家のニルス・ジョンソン=シェルトン(Nils Johnson-Shelton)と共作する話題の新作YA向けSF3部作「Endgame」(原書出版前)の映画化が早くも決まったようです。

映画化権は20世紀FOXが獲得。3部作すべてをメガヒット作「トワイライト」シリーズのウィック・ゴドフィ&マーティ・ボウエンのプロデュースで映画化の予定。

1作目となる「Endgame: The Calling」の映画版の脚本は、原作者のフレイ自身が執筆するようです(彼はもともと映画の脚本家の仕事もしていた人のようです)。

ちなみにこのジェームズ・フレイは、やはり数年前に映画化されたYA向け人気SF小説「アイ・アム・ナンバー4」の作者「ピタカス・ロア」のひとり。
(ピタカス・ロアはジェームズ・フレイとジョビー・ヒューズ2人の合作用ペンネーム)


原作「Endgame」は、今年10月に大手出版社のハーパー・コリンズから1作目が発売予定のYAディストピア3部作。
すでに英語以外の30の言語での翻訳出版も決まっているとのことです。

物語は、12の血統の種族が住む、地球によく似た架空の惑星が舞台。
各種族の中では、戦士としての訓練を受けた13歳から17歳までの若者のうちでもっともすぐれた「チャンピオン」たちが代表として毎年選出されており、彼らは常に、「いつか来る戦い」に備えている。
歴史上その戦いが行われたことはまだないが、いつか彼らチャンピオンたちが1箇所に集められて戦わされる時が来たら、その戦いで生き残った者が所属する種族以外の全種族が絶滅させられるというのがこの世界の掟なのだ。
そして、何百年も前から伝わるこの掟の理由は、もう誰も覚えていない…

…という設定の作品のようです。
戦いの結果に種族全員が一蓮托生とか「ハンガー・ゲーム」よりハードだね!

(しかし、こんなムチャな制度がなんで成立するの?誰も「やめようぜこんなこと」とか言い出さないの?)


また、このシリーズはただの本ではなく、色んなメディアと連動した、かなり新しいスタイルの作品になるようです。
上のリンク先の記事に色々説明してあるんですが、…うーん、新しすぎて、読んでもいまいちどういうことなのかよくわからない(笑)。

この作品は、本を読むのみではなく、電子書籍、YouTube、mapping coordinate(←すいません、これは本当に何のことだかわかりません)、ゲームなどと連動して楽しめる作品、になるようです。
最終的には、Googleのオンラインゲーム「Ingress」のような、TVゲームと現実世界を融合させたマルチプレイヤー・ゲームをめざす、んだそうです。
書籍の「Endgame」には、文章の中に手がかりや謎解きが散りばめられており、それを解くことで宝物が手に入ったりするようです。

(↑うう、ゲームやる方はこの説明でわかりますかね?私はファミコンすらした事がないので、自分で書いててこの説明がよくわからないのですが…。本が大規模なゲームの1部分になるってことですかね)


原作「Endgame」の原書は今年の10月7日に発売予定。日本で翻訳が出るかは不明です。


こなごなに壊れて/ジェイムズ・フレイ

¥2,730
Amazon.co.jp

「Endgame」はまだ予約も始まっていませんので、ベストセラーになったフレイの自伝を貼ります。
アルコールとドラッグ中毒からの立ち直りを描いた感動的なこの自伝は大評判でベストセラーになりました。が、その後本の中での事実のねつ造がばれてバッシングを受けました。
しかしその数年後からは人気YA作家「ピタカス・ロア」として活動しています。浮沈の激しい人なのです。