傷つくならば、それは「愛」ではない/チャック・スペザーノ
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こんにちは、リブラです。

今回は「傷つくならば~」の第98日目「コミットメントとは、

あなた自身に真実になるということ」についてお話したい

と思います。


「コミットメントをしたとき、わたしたちは自分自身をふんだんに

与えるために、自分の真実である本質や、自分にとって何が

本当に大切なのかがわかってきます。

こうした理解は、自分を抑えて不満をいっているところからは

訪れません。

契約書に書かれていたり、誰かに期待されたりということを、

はるかに超えて自分自身を与えるところからやってくるのです。

コミットメントによって、自分自身の豊かさと深さがわかります。

ものごとは簡単にやってくるという、そんな最高の自分に出会

うのです。

何の期待ももたずに、自分自身を100%与えたと感じたときや、

あなたがわれを忘れたという瞬間を思い出してみましょう。

全面的に与えると、恩恵や隠されていた資源のカギが開きます。

奇跡とは、こういうものでつくられているのです」

とチャックはいっています。


チャックは「コミットメントとは、可能な限り全面的に自分自身を

与えること」だといいます。

何の期待ももたずに、自分自身を100%与える機会なんて、普

通はありませんよね。

だから、「コミットメント」という覚悟が必要になってくるのです。

これは「全面的に自分を与える」というチャレンジなのです。


「与える」というと、余裕がある人が自分で許可した分だけ、余裕

の無い人に与えるイメージがありますが、このコミットメントは違

います。

自分のすべてを引き出すために「与える」のです。

結果を期待せず、すべてを与える覚悟をしたとき初めて「わたし

が可能な限り与えられるもの」が浮上してくるのです。

わたしたちがよくいう「底力」とか、「潜在能力」と呼んでいるもので

す。


この奇跡のような力の呼び水になるのが、コミットメントなのです。

とくにパートナーシップにおいてのコミットメントの効果は絶大です。

ベトナム帰還兵の薬物依存の治療に携わったことのあるチャック

は、パートナーシップにおけるコミットメントの生んだ奇跡をたくさん

見てきたので、ビジョン心理学を創ったとセミナーで話していまし

た。

カップルのコミットメントが、命綱となって薬物依存の底なし沼から

相棒を救いあげるです。

人間関係の絆が生み出す力は、それほどパワフルです。


自分のため、と思って100%の力を出すと、ヘロヘロになりなが

らも100%の力を出すこともあります。

これをわたしたちは努力といいます。

大切な人のため、わたしにしかできないことを(わたしだからこそ

できることを)すると思って、100%の力を注ぐと結果的に120%

の力を出してた、なんていう体験をどなたもお持ちだと思います。

これが、コミットメントによって引っ張り出された、自分の限界を破っ

た能力なのです。


限界を超える能力が引き出されるときは、なぜか、無理な力や我

慢とは別世界のところにいますよね。

心理学者チクセントミハイ氏の著書「フロー体験 喜びの現象学」

にも、心理的エネルギーを全く労せずに自分が最適行動をして最

適経験を引き出せた瞬間を、「フロー(flow)体験」と呼んでいます。

それを体験した人々が「流れに運ばれた」ように感じるからです。


わたしたちに本来備わった能力を使って、自身の観念の作った限

界を超えるときというのは、自然で、気持ちよく、流れに乗るような

感覚があるのです。

この状態をつくりだすときに「コミットメント」(期待せずに、自分を全

的に与えること)が必要なのです。

「コミットメント」は未だ見ぬ眠れるあなたを引き出し、出会わせてく

れます。


この続き「傷つくならば~」第99日目のお話は明後日に、

明日は12星座シリーズ第9日目射手座のお話を予定しています。


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