グッドアフタヌーン、ヨモケンです。


ワールドカップ本大会の組み合わせ抽選も終わり、いよいよ本番に向けてリアリティが湧いてきましたね。

インターネットで見る限り、抽選会の夜の興奮からもすこし冷め、冷静な分析記事や、抽選会当日の様子やエピソードなどを語る記事なんかも散見されてますね。

こっちにいると、日本人記者の方なんかともよく会うんですが、彼らも今後、日本の対戦国を中心に、関連するチーム、選手、監督などに取材に行くような感じです。


さて、そんな中、我々Liberoは抽選会翌日のケープタウンの街の様子を観に行こうと思って、抽選会場となったコンベンションセンターに近くをうろうろしてみました。


するとこんなボールのオブジェを発見!

世界一蹴の旅-歴代ボール
歴代ワールドカップの試合球が年代順に並んでいます





そして、このボールのオブジェの向こう側では、なにやら騒がしい音楽とMCの声が鳴り響いていたので、そのイベント会場と思しき場所へ向かってみました。


そこで、ワールドカップの公式パートナーである我らが日本代表のソニー社が、「FEVA PITCH(フィーバピッチ)」と銘打った5人制のサッカートーナメントが開催されていました。

世界一蹴の旅-FEVAピッチ会場
5人制だが、フットサルとは違いピッチは壁で覆われている



会場のスタッフに話を聞いてみると、この「FEVA PITCH」は、ワールドカップ開催都市の各会場で地区予選が行われており、各地域予選を勝ち抜いたチームがこの週末にケープタウンに集まって、全国大会として熱い戦いを繰り広げているようです。

観客席をフラフラしていたら、地元のTV局の人が近づいてきて、取材させてくれないか?という展開になりました。

確かに客席に日本人なんて他に誰もいないので、そりゃー格好のネタにされたのでしょう。

世界一蹴の旅-TVインタビュー
ジェスチャーを加えながらインタビューに答えるアシシ


メディアの人曰く、この大会は、南アでも結構取り上げられていて、話題になっているイベントだそうです。





さらに決勝戦のあるこの日は、決勝戦の前座イベントとして、往年の南アフリカ代表選手がプレーするエキシビジョンマッチが組まれているとのこと。



会場には、コンフェデ杯のときにもイベントブースでお会いしたソニーの関係者の方がいたので、ダメもとで聞いてみました。


「あの~、これ、僕らもプレーできないんですかね?」ヽ(゜ω゜)ノ


すると、その方は、ちょっと考え事をしたあとすぐに、


「じゃあ、元南ア代表チームに入ってよ」


という、予想だにできない回答が!!


さすがは日本企業! 太っ腹!! ヨッ ソニー、ニッポンイチ!




というわけで、早速僕らもソニーのロゴが入った、この日のための専用ユニフォームを借りて、元南アフリカ代表のそうそうたるメンバーに加わって、ウォーミングアップ開始。

世界一蹴の旅-とりかご練習
ピッチ脇でボール回し



ちなみに、この日の元・南ア代表メンバーですが、1996年のアフリカネーションズカップ(※)の優勝メンバーです。
※アジアでいうところの「アジアカップ」に相当します。


現地では相当有名な選手らしく、日本で言うところの、井原・福田・高木選手あたりの感じと思ってもらえればいいでしょうか。

彼らが日本人だったら、さぞかし緊張しちゃったことでしょうが、いかんせん、僕らも彼らのことをよく知らないのでw、逆に変な距離感なく、超フレンドリーに接することができましたし、彼らもすごく親しくしてくれました!

世界一蹴の旅-試合前集合
試合前の集合写真


この試合の相手は、地元ラジオ局のチームでした。



そして、試合はいよいよキックオフ。

ゴールキーパーは何せ元代表GKがいるので、アシシも今回はフィールドプレーヤーとして参加。

世界一蹴の旅-プレー中
壁ありピッチに苦戦するLibero



6分ハーフという短い時間設定にも関わらず、前夜の抽選会で大興奮で眠れなかったLiberoは睡眠不足で全然動けず・・・・orz

2人とも3分あまりで交代を命じられましたw

※いい訳ですが、フットサルと違ってサイドラインもタッチラインもないので、ほとんど時間が途切れません。3分でも相当しんどい。



そして迎えた後半、アシシのクロスからヨモケンのシュートが!!!

相手ゴールキーパーのファインセーブで弾かれ、以上僕らのチャンスは終了。

結果、あまり元南ア代表チームには貢献できなかったものの、チームは2-1で勝利。

世界一蹴の旅-握手
相手チームとも健闘を称えあう



僕ら的には、本当にふがいない出来だったのですが、元南ア代表オールスターズの皆さんには

「よくやった。お前たちのプレーは良かった」

なんて言ってもらえたのがすごく嬉しかった。

お世辞とか社交辞令だとは思うけど、彼らのそういう対応とかってすばらしいと思いましたね。

世界一蹴の旅-試合後集合
左からマーク・バチェラー、スティーブ・クロウリー、マーク・ウィリアムス
ヨモケンの隣のマークは、96年アフリカ杯決勝で決勝ゴールを決めています



その後、FEVA PITCHの決勝戦が行われ、決勝は最後PK戦までもつれ、大盛り上がりの末、幕を閉じました。

世界一蹴の旅-大会後ライブ
試合後は、ピッチ脇にDJブースができ、ライブ会場と化してました



それにしても、こんな飛び入り参加をさせてくれた、ソニーさんと元南ア代表の面々には感謝感激雨あられです。




【お知らせ】
昨日、日本時間の12月6日夜に「第8回世界一蹴TV」のオンエアが無事終了しました。下記URLをクリックすると、録画放送を視聴することが出来ますので、是非観てみてください。来年のワールドカップ南アフリカ大会でのハウトゥー等にも触れています。

http://www.stickam.jp/video/179532588


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