アンニョンヒー、ヨモケンです。
※アンニョンヒーとは、朝鮮語でサヨナラの意味。今回覚えた数少ない朝鮮語w



今回は、いよいよTVなどでおなじみのアリラン祭レポートです!!
※一応、ご存じない方にフォローですが、アリラン祭とは、あの膨大な人数で人文字やらマスゲームやらを演じるお祭りです。



このアリラン祭、実は2ヶ月間くらいに渡って開催されているのです。ご存知でした?

年に一回、何かの記念日に、総書記殿にお見せするために開催してるのかと思ってたら、違うんだそうです。その期間中は、週に3回くらい開催されていて、外国人の観光客のツアーには必ず組み込まれるイベントとなっています。

もっと言うと、観光客は、このアリラン祭のために北朝鮮へやって来るといっても過言ではありません。一説には、外貨獲得の政策だとも言われてますが、政策というほど大多数の外国人がやってくるわけではありません。(感覚値では、当日観覧に来ていたのは、おそらく100名程度)


会場は、メーデースタジアムという、いわゆるスポーツ大会が開催されそうな競技場。

世界一蹴の旅-メーデースタジアム
W杯予選が行われた金日成スタジアムとは違います



ちなみに、外国人だけではなく、北朝鮮の一般のお客さんもワンサカやってきます。

世界一蹴の旅-一般来場者
地方都市からの観光客も多い、とか。


僕らは、外国人VIP待遇なので、この列に並ばないで入場できます。







そんな僕らが払った入場料はなんと・・・・





100ユーロ!!! (≒13500円)

世界一蹴の旅-アリランチケット
それでも2等席。サッカー的に言えばカテゴリー2。


ちなみに、席は4種類あって、安いほうから、

3等席 = 80ユーロ (約10000円)
2等席 = 100ユーロ(約13500円)
1等席 = 150ユーロ(約20000円)
VIP席 = 300ユーロ(約40000円)


※基本的に北朝鮮では外国人相手の商売はすべてユーロ換算で行われます。


この高さ、、やっぱり、外貨獲得政策と言っても良いかも知れませんww

北朝鮮の地元のお客さんは僕らみたいな立派なチケットはもっておらず、もっと悪質なぺらぺらのわら半紙みたいなチケットを持ってました。おそらく、破格の安さなのでしょう。。。

世界一蹴の旅-僕らの席
奥の緑のテーブル席がVIP。実は大差がない・・・w




そうこうしているうちに、アリラン祭名物、バックスタンドの人文字軍団が入場してきました。

世界一蹴の旅-人文字俯瞰
バックスタンドを埋め尽くす


彼らは学生だそうで、この写真では白く写ってますが、それは持っている一文字用のキャンバスが白だから。


上の写真をズームアップすると、こんな感じになってます。

世界一蹴の旅-人文字Zoom
整然と並び、通路も人で埋め尽くされます。消防法違反ですよw



彼らがメインスタンドからの合図でページをめくると、一気に巨大な人文字が登場するのです。


さて、ここからは説明不要、写真と動画でその凄さをご堪能くださいませ!



世界一蹴の旅-マスゲーム②
主席様の肖像も人文字で作られます



世界一蹴の旅-マスゲーム①
人文字の上から光線をあてることも



世界一蹴の旅-マスゲーム③
フィールドで踊っている人数も半端ないです



世界一蹴の旅-マスゲーム(子供)
なんと子供たちも参加します



世界一蹴の旅-マスゲーム(子供②)
集まったらこんな数に・・・



ちなみに、総勢12万人が、一回のアリラン祭に参加しているそうです。

なんだか、昨年の北京オリンピックの開会式を思い出しましたが、それを2日に1回やってるようなもんです。

いつの日か、北朝鮮で、または南北統一の高麗共和国でオリンピックが開催される日が来たら・・・・、その開会式もすごいことになりそうです。


さて、わずかではありますが、アリラン祭の様子を動画にまとめてみましたので、こちらもどうぞご覧ください。






3泊4日のツアー、しかも中国から陸路で入国。それだけで、10万以上の出費。さらに、このアリラン祭には安くても80ユーロは払わなくてはならないのですが、それを払ったとしても見る価値のある80分間のショーでした。

もっと、ハードルが低くなって、多くの人たちが自由にこのお祭りを見ることができるようになる時代が来るといいなぁと思いました。

相当の人数を呼び込める観光資源だと思います。

世界一蹴の旅-アリランLibero




最後に、スタジアムを出ようとしたら、中でさっきまで踊っていたメンバーたちと遭遇。

世界一蹴の旅-アリラン美女


みんな興奮冷めやらぬ感じで、外国人の僕らにも明るく手を振ってくれました。




また、いずれ来たい、と本心で思いながら、アリラン祭の会場を後にしたのでした。


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