ニーハオ、ヨモケンです。


実は、南アでは、「東アジア人=中国人」と思われてるらしく、現地人が僕らに声をかけてくる場合は、大体「ニーハオ!」か、「おー、チャイニーズ!?」です。 ごくまれに、「コンニーチワー」と言ってくる優秀な南ア人もいます。

在ケープタウンの中国人に聞いたところ、南アには4、5万人の中国人が住んでいるとか。対して、日本人は1000人ちょいとのことです。




今日は、世界最恐都市の異名を誇る、ヨハネスブルクに戻ってきて、準決勝「ブラジルvs南アフリカ」の試合を見に行ってきました。


今夜の試合会場は、ヨハネスブルクの街の中でも、最も危険地域に存在する「エリス・パーク」スタジアム。現地人でさえ、試合のあるとき以外は絶対に近寄らない、とのこと。


今日僕らは、そのスタジアムから車で10kmほど離れた「ランドバーグ」という街に宿を取りました。ここは、比較的安全な地域とも言われる「サントン」地区からも近く、周りの雰囲気を見てもあまり危険ではなさそう。ちなみに本日の宿泊費は78米ドル(約7500円)。

インターネットの予約サイトを活用しているので、結構安くでいいホテルが取れてます。ネット予約サイトの活用法は、また今度改めて紹介します。



そこからスタジアムまではホテルで車をチャーターし、送迎してもらうことに。

車のチャーターは、大体ホテルのフロントにお願いすればやってくれます。


費用は片道250ランド(約3000円)。 20時半キックオフの2時間前に到着するためにホテルを出たら、ラッシュアワーにぶつかり、1時間ほどかかった。 帰りは空いていたので、ぶっとばして、20分で到着。 このあたりの所要時間の見積もりは、ワールドカップ本番でも考慮しておきたいポイント。ちなみに、コストに関しては来年も同じ値段とは思えない。おそらくワールドカップスペシャルプライスで値上げされているでしょう。





スタジアムまでの道中、ブルガリアからの出稼ぎだというオシム監督似のドライバーに、

「何で、こんな危ないエリアで試合をすることになったんだ?」と聞いてみたら、


「FIFAはマフィアだから」


って、なんだかよく分からない理屈だけど、納得感がありましたw







そんなこんなで、スタジアムから3kmほど離れたところで、チャーターした車から降りることに。

大体どこのスタジアムもそうだけど、スタジアムの周囲数kmには特別な許可証がないと車は入れないようになっている。公式ツアーのバスや関係者、VIP車両以外は、その外で下車して徒歩で向かわなければならない。

通常、その徒歩でのスタジアム入りは、特に大きな問題ではなく、むしろ露店での買い物を楽しんだり、他のサポーターたちとの交流をしたりして、知らず知らずのうちにスタジアムに入っているものだが、この大会となると話は別。


人が閑散としているスタジアム周囲の危険なエリアから、いち早く安全にスタジアム近くの人がたくさんいるエリアにたどり着かないといけない。


そのエリアが、普段どれくらい危険かを端的に表現できる写真を撮ってみた。

世界一蹴の旅-ヨハネスのコンビニ
車を降りた地点にあったコンビニのレジカウンター。前面鉄格子です・・・





ここから、スタジアムまで歩くこと20分。

かなりの恐怖体験。

真に失礼を承知で書くが、やはり黒人で、且つちょっと怪しい風貌の人が前から来ると相当身構える。さらに、後ろから来られるとその警戒度は2倍。何事もないとなると、そう思ったことが申し訳ないとも感じるんだけど、そればっかりはどうしようもない感情だったりもする。


ちなみに、スタジアムへの道のりは、行きと帰りでは、断然行きのほうが怖い。

なぜなら、帰りは試合終了とともに、群集で一気に集団下校するのに対して、行きに関しては、下手すると自分たちだけで夜道を歩かなくてはならない。さらに、帰りは歩く道が分かっているというのも精神的に大きな安心感がある。





さて、そんなこんなでスタジアムへ到着。

世界一蹴の旅-エリスパーク




60000人強を収容するエリスパークは、コンフェデでもメイン会場となっており、この準決勝と現地時間日曜日の夜に行われる決勝戦にも使用される。


入場ゲートをくぐった後も広いイベントスペースが設けられていて、プレトリアの会場では無かったようななんだかのどかな時間を過ごせる空間があった。


世界一蹴の旅-南アサポと一緒
でかいメガネの方、なんだか真顔ですがw





世界一蹴の旅-ヨモケンブッダ
後ろから光を浴びて、合成写真みたい





世界一蹴の旅-オフィシャルマッチボール
アディダスブース前でオフィシャルボールとパチリ




世界一蹴の旅-かわゆすスタッフと撮影
VIP入場ゲートのいたアフリカン美女との撮影タイム







今日の座席は、カテゴリー3。決勝トーナメントとなるとチケットの金額が上がるので、安い席にしてみました。



ところがどっこい、この傾斜のついたスタンドでは、2階席の一番上の方でも、見易さバツグン。

世界一蹴の旅-エリスパーク内で
全体を俯瞰でき、“試合内容”をじっくり見るには最高の席


日本にもこういうスタジアムが欲しいです。





今日も試合開始前から終始、ブブゼラ君の爆音が会場にこだましておりました。

世界一蹴の旅-南アサポーター
ブブゼラ爆音で、ブラジルも大苦戦?





試合内容は、例によって割愛なんだけど、今日は今の南ア代表特有の面白い応援があったのでご紹介。


南ア・サポーター、自分たちのチームのある選手がボールを持つと、思いっきりブーイングするのですΣ(゚д゚;)


その可愛そうな選手とは、センターバックのBooth(ブース)選手。


彼がボールを持つたびに、会場全体から「ブ~~~~!!!」と激しいブーイングが起きる


別に、彼がスタメン唯一の白人選手だから、黒人サポーターからブーイングを受けているわけではない。

単純にブースという名前に引っ掛けてるだけ。

この前代未聞の応援方法は、かなり気に入って、僕らも今日何回ブーイングしたか覚えていない。


このブース選手、今後もご注目いただきたく。今度の3位決定戦にも出場するでしょう。





さて、試合は終盤まで南アがなんとか粘っていたのに、途中交代で入ったばかりのダニエル・アウベスのフリーキックが決まり、以上終了。





しかし、サッカーの試合は終了しても、僕たちの試合はまだ終わらない。


恐怖の帰り道を無事に帰りきってこそ、僕らの試合は終了のホイッスルを迎えられるのである。



その一部始終は、動画に収めてきたので、後日追ってレポートします。かなり臨場感溢れる映像が見れると思うので、お楽しみに。






決勝戦まで、中2日。

明日は僕らもちょっと充電しようかと。

ではまた。



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