メニンイスミム、ヨモケン!
※ 私の名前はヨモケンです、のウズベキスタン語です。


今日は、「隣の晩ごはん」企画と並ぶメイン企画の、「現地サッカー協会訪問」に行ってきました。


あいにくの天候で、小雨が降りしきる中、早速ホテルを出て、ホテルの前を適当に走ってる車(即席タクシー)を捕まえて、試合の行われるスタジアムとそこに隣接するサッカー協会を目指しました。


もう現地即席タクシーの乗り方と、タシケント市街のだいたいの方向感覚を掴んだ我々は、難なく、スタジアム脇に到着。


大きな街道からスタジアムへの道。


世界一蹴の旅-UFFへの道






ちなみに、こういう写真はこうやって撮ってます。


世界一蹴の旅-UFFへ続く道2






今日は、日本代表が試合の行われるスタジアムで公開練習(と言っても、5分とか短い時間だけで、あとは非公開になっちゃうんですが)があるということで、入り口が封鎖されていていました。


そこで、そこにたまたま中にいた地元TVクルーと思しき兄ちゃんを捕まえて話してみました。


世界一蹴の旅-インドネシアのTVスタッフ
TVクルーにしては随分と適当な格好で・・・


彼はウズベキスタン人なんだけど、なんとインドネシアのテレビ局のスタッフでした。

なんでインドネシアのテレビがこんな試合を放送しているのか、と聞いたら、インドネシアでもこの試合はかなり注目度が高いのだとか。

日本代表はアジア圏では結構知名度が高そうです。



なんだか彼の長話しに付き合っていたら、いろいろ気を利かせてくれて、ガードマンたちに話を通してくれて、メディアパスを持ってないと入れないエリアにもズンズン入ることができました!


スタジアムの建物の中には、すでに日本のメディア用のセンターがありました。こんなテレビ局のお部屋も用意されています。


世界一蹴の旅-NHK






そのまま、さらにズンズン入っていくと、よく試合終了後に選手が記者のインタビューに答える場所(ミックスゾーン)と思しき場所に到着し、インタビュー用のパネルがあったので、ちょっとひとハシャギ。

世界一蹴の旅-インタビュー用パネル① 世界一蹴の旅-インタビュー用パネル②





隣には日本代表の使うロッカールームも発見。

世界一蹴の旅-選手更衣室ドア
さすがに鍵が掛かってて、中には潜入できず。。。








階段を上がっていくと、観客席がズバっと視界に広がる。


いよいよ本邦初公開(嘘)、日本代表が2010ワールドカップ出場を決めるスタジアムがお披露目!


世界一蹴の旅-タシケントスタジアム
ドーハ、ジョホールバルと並ぶ日本サッカーの聖地となり得るか





もうすぐ日本代表が到着ということで、そのレポートは一般のメディアさんにお任せし、我々はスタコラサッサと競技場を後にして、隣のサッカー協会へ突撃訪問してみました。



建物に我が物顔で入って、中をウロウロしていても誰にも怪しまれない・・・。


そんな中、トロフィーや写真が飾ってあり、ちょっと薄暗いホールで、挙動不審にしていると、、、パッと電気がつき、そこには少し東洋人の血が混ざったような感じの若い男が立っていた。


Libero万事休すか。




そこでその男が発した言葉は・・・・







「日本人ですか? (日本語で)」 ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ




なんと、またも巧みに日本語を操るウズベキスタン人が登場。


聞けば、彼は、タシケント市内の「日本センター」で日本語を学び、2年前に卒業したそうで、今はどこぞのプロサッカークラブのスタッフとして働いているとのこと。

この試合のために、ウズベキスタンサッカー協会(UFF)を手伝っているそうです。


ビクビクしながらサッカー協会に潜入したのに、なんか手厚い歓迎を受けてしまいました。しかも、日本語で。


そして、せっかくだから彼に突撃インタビューしようとしたら、彼は協会の人間じゃない、ということで、他の人を紹介してくれることに。

(彼とは、明日日本サポーターと日本語を勉強中のウズベキスタン人との食事会をセットアップしてもらうことになりました。そっちも超楽しみ!)





試合前日の多忙な中、快くインタビューに応じてくれたのは、

ウズベキスタンサッカー協会(UFF)の「Head of National Teams and Marketing Administration」で、AFCのマッチコミッショナーでもある、ニキンバエフ氏。

世界一蹴の旅-UFFインタビュー
非常に親切に対応してくれました




インタビュー内容は、後ほど動画で紹介しますが、とりあえず今はネット環境が悪いので、サマリバージョンでテキストでお伝えします。

尚、インタビューはすべて英語で行いました。




ヨモケン:今回、何枚のチケットを日本人サポーターに売りましたか?

ニキンバエフ氏:日本サッカー協会からだけではなく、いろんな旅行代理店からの問い合わせがたくさん来ています。今日の時点では、すでに688枚が売れています。これは日本代表サポーターのために用意したチケットで、他には販売しておりません。セキュリティの上の問題があり、日本サポーター専用のシートとなっています。約1500名分の座席を用意しています。


ヨモケン:セキュリティとおっしゃいましたが、どのくらい警備員を用意しているのでしょうか?

ニキンバエフ氏:正確な数字は言えませんが、スタジアム内だけでも2500名ほどを配置しています。これは過去最大です。先日のカタール戦で450人のサポーターがカタールからやってきましたが、今回はすでに700名近くになっていることですし。


世界一蹴の旅-日本サポーターエリア
ゴール裏中央の2区画(22・23番ゲート)が日本サポーター専用シート






ヨモケン:明日の試合はどのようになると思いますか?

ニキンバエフ氏:1-0でウズベキスタンが勝ちます。勝ち点3が取れれば、スコアには興味がありません。日本にとってはもう重要な試合ではないでしょう。あと残りの3試合を負けたとしても、確実に予選突破できますから。それはもう確実です。


ヨモケン:ウズベキスタンのベストプレイヤーは誰ですか?

ニキンバエフ氏:カシモフです(笑) 

世界一蹴の旅-カシモフ
※カシモフはウズベキスタンの英雄的名プレイヤーで、すでに引退。現在は、監督を務めている。



ニキンバエフ氏:それは冗談ですが、実際にはウズベキスタンは一人のスタープレイヤーが、というよりもチームプレー、チームスピリットを売りにしています。

ヨモケン:ウズベキスタンサッカー協会の皆さんは、まだウズベキスタン代表がワールドカップ出場できることを信じていますか?

ニキンバエフ氏:当然です。ここで勝ち点3と取り、次のバーレーン戦でも勝利し、プレーオフの切符を手に入れることになるでしょう。


ヨモケン:ところで、ジーコ氏は明日観戦にやってきますか?

ニキンバエフ氏:それは知らない。ただ、ブラジル人のコーチは確実に観戦に来ることになっています。






・・・・・ってな具合です。インタビューの進め方的には、もっともっと改善の余地アリでしたが、今後のワールドカップ出場32ヶ国サッカー協会突撃インタビューの練習としては、なかなかの結果を出したかと自負しております。










余談ですが、インタビューを終えた後、ニキンバエフ氏が僕らにひとつ聞いてきました。

ニキンバエフ氏:ブルーレイディスクを再生する機械持ってない? この前、ディスクをもらったんだけど、再生できなくてさ・・・

突然の訪問に対して、丁寧にインタビューしてくれたので、なんか恩返しを・・・と思って、ホテルに戻ったら自分たちのPCで確認してみる、と答えたのですが、理由が気になったので、どんな内容がそのブルーレイに収まっているのかを尋ねたところ、、、、


ニキンバエフ氏:いや、その、この前のベルギー戦なんだけどさ(笑)



!!!!!!!!!!!!!!(ノ゚ο゚)ノ


やつら、ベルギー戦のビデオも見れてませんぜ、岡田監督!!!










というわけで、お世話になったウズベクサッカー協会の方々には申し訳ありませんが、明日はしっかり勝ち点3を取らせていただきまして、このタシケントのスタジアムを、日本サッカー協会の新しい聖地に加えようじゃありませんか。



<追記 2009/06/23>
動画の編集がいまさら終わりましたので、こちらにもアップしておきます。









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