感謝の気持ちを込めて* | * Lian's Cafe Official Blog *

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ようこそLian's Cafeへ

4月30日をもちまして、
私の勤務していた「minami horie ZERO」は閉店しました。

2012年10月から1年半
皆さんには本当にお世話になりました。


お会いして、直接お礼を伝えられなかった方もいるので
ここに想いを書かせてもらおうと思います。



minami horie ZEROは
私の居場所でもあり、みんなの居場所でもありました。


私はZEROに来る前は
ずっとバンドライブのイベントオーガナイザーとして
大阪を中心に全国各地でイベントを開催していました。

そのイベントに遊びに来るみんなを笑顔にしたい
みんなに勇気をあげたい、ひかりをあげたい
みんなの心を癒したい
みんなの夢を応援したい
みんなの居場所を提供したい
ライブハウスに遊びに来る人をもっともっと増やしたい

そう思って活動していました。



ZEROというライブハウスに出逢って
巽さんというオーナーに出逢って
そんな私の想いが叶えられる場所なんじゃないかって
可能性を感じ
「ここに決めた」
と特定の場所で活動することを決意しました。



堀江というオシャレな土地柄と
ライブハウスでありながら、とても開放的で
きれいであったかさもあるイベントスペース
充実したBARカウンター・厨房設備

そんなZEROだからこそ
私は沢山の夢を膨らませ
実現させてもらいました。



今までやってきた
バンドイベントはもちろん、
お昼のカフェ営業(Lian's Cafe)
それに伴った内装、装飾
ZEROの白い壁を使った毎月のARTギャラリー
キッズイベント
ウエディング2次会の施行、そしてプランナー
ZEROのビル全部を使ったビルフェス
堀江一帯のライブサーキットMusic Market
関西イベンターミーティング



今思うと私の企画は
方向がバラバラだったにも関わらず
よく全部実現させてくれたなって思います。笑

どれもこれも
私に可能性を感じ、自由にさせてくれた
巽オーナーのおかげです。


おかげでいつのまにか
「ZEROは、らいあんの住みか」
って言われるようになっていました。


短い間だったけど、
「ZEROには、らいあんさんがいる」
って少しだけ定着してたかな?

本当に嬉しいことです*




でも、正直な話
楽しいことばかりではなく、
始めは戸惑いと不安に押しつぶされそうで
しんどいことも沢山ありました…


ZEROに所属して、
すぐに「ブッキングマネージャー」という役職を与えられ
様々なバンドイベントを組むものの
全くお客さんが入らず…

今までの企画イベントのノルマをかけないブッキングから
ライブハウスの経営の為、そして自分自身が生きる為に
ノルマをかけてのブッキング、
それはバンド側も理解してくれて
同意のもとイベントが開催されるわけだけれども
お客さんが来ないからバンドがノルマを払っている状況…
または、
気合いイベントでノルマ無しのイベントにしたところで
お客さんが入らない状況…

イベンターからブッカーになったことで
離れていくバンドも中にはいました。

私の想いがバンドに伝わらなかったのかとか
こんなに良いアーティストなのに、
私にはもう見る目がなくなったのかとか
告知が足りなかったのかとか
ZEROの良さが伝わりきっていないからかとか
たくさん自分を責めました。

もう辞めたいと思うこともありました。




戸惑ったことと言えば、もうひとつ
ZEROのメインと言っても過言ではない「アニソン」です。


今までアニソンイベントに触れたことのなかった私にとっては
異文化でカルチャーショックで
その光景は衝撃的でした。

アニメも見なければボカロの曲も知らないし、
コスプレも全然理解できなかったし・・・

でも、
彼らは好きなことに真っ直ぐで
みんなで好きなことを共有していて、
その共有する場所としてminami horie ZEROを選んで来てくれていて
みんながキラキラしていて
素晴らしいイベントだってことはすぐにわかりました。

そして、
演者さんにも来ているお客さんにもすぐに仲良くしてもらえました。


そのなかで、
今ラブライブ!コピーユニットとして活動させてもらっている
みゅ~ず!のみんなと出逢いました。


「私が歌って踊る!?コスプレ!?ステージに立つって!?」

いやいやいや
今まで散々裏方をやってきたのに
ステージに立つですって!?
無理や~~~~

と思っていました、が!



みゅ~ず!の活動をすることで
本当に沢山のことが見えてきました。




それまで、しんどかったイベントのブッキングも
ステージに立つ側のバンドの気持ちも少しずつわかるようになったり

自分を責めたい気持ちも、
みゅ~ず!の練習で身体を動かすようになってストレス発散になったり

ステージから見える景気は
「ライブハウスに来るみんなを笑顔にしたい」
そんな私が昔から持っていた想い、そのものでした。


今まで自分がステージに立つなんて
思ってもいなかったのに
ZEROに来て、みゅ~ず!に出逢い
本当に素晴らしく貴重な経験をさせてもらいました。

みゅ~ず!のみんなにも、
みゅ~ず!を支えてくれているファンの皆さんにも感謝です。

だから、ZEROはなくなりましたが
みゅ~ず!の活動は続けていきたいです。
バンドをやっているみんなにも是非観に来てもらいたいです。






私は、みゅ~ず!の活動を始めてから
今まで以上に心を解放して活動するようになった気がします。

そうすると
演者さんの心、お客さんの心をすごく感じるようになった気がします。

たとえ私の組むブッキングイベントに来るお客さんが少なかったとしても
来たお客さんの心はちゃんとひかりを受け取って帰ってくれているんです。

そのひかりが、また別のお客さんのところに届いていることを
実感する出来事も何度も何度も経験しました。


それは音楽をするひとだけではなく、
絵を描くひと、
ものを作るひと、
私のようにイベントを創るひと…
彼らのもつひかりを今まで以上に敏感に感じるようになりました。


そして、
いつのまにか私の周りには
そんなひかりを持つひとたち、
ひかりを与えられるひとたちが沢山集まっていました。




ZEROという場所はなくなってしまいましたが
ずっと大事にしてきた想いは変わりません。

私はわたし、lianはらいあんです。

これまでに繋がってきたひと
ZEROで繋がったひとを大切に
これからもみんなを笑顔にするイベントや
心が安らぐみんなの居場所を創っていきます。

出張Lian's Cafeも再開しますよ!◎

(今後については次のblogで。)






そういえば…

ZEROの最後の3日間で
来てくださった方皆さんに
ZEROの白壁にメッセージを書いてもらう
「ZEROの壁寄せ書き」をしました。

これは、私の提案で。

私は書きませんでした。



ZEROが空っぽになった最後
オーナーが寂しくならないように。
みんなが空っぽの気持ちでZEROとお別れしないですむように。


私はいつだって笑顔をつくる企画者・イベンターでいます*




最後の最後まで、企画させてもらえて幸せです。

minami horie ZEROで経験させてもらったこと
学ばせてもらったことは
絶対に次につなげます。





今まで本当にありがとうございました。

そして、

これからもよろしくお願いします。





2014年5月1日

新しい一歩を踏み出します。