人は、人を 知らぬうちに傷付けていることがある。
言葉の暴力。
~ 暴力その1~
アメリカ人の女上司 (通称 5番街) が、バケーションから帰ってきた。
「ロスはどうでしたか?」
「う~ん、 Just OK. but・・・・ダウンタウンはいいけれど、それ以外は、退屈なところね。 低い建物ばっかり並んじゃって・・・、
Kind of dirty だし、 like Queens ね。」
アハハ・・・・・そうなんですか・・・・・(汗)
Kind of dirty like Queens.
(何ていうか、小汚い、 クイーンズ見たいにね。)
私、その Kind of dirty な クイーンズに住んじゃってるんだった・・・・よね・・・・。
~暴力その2~
英語のアクセントが、少々キツイ、韓国人の上司が、
「こりんごちゃんは、タンボイ だからね。」 と。
タンボイ? (どういう意味だ?)
たまたま居合わせた 日本人に聞いてみる。
「タンボイって、どういう意味ですか?」
「たぶん、トロイって意味じゃない?」
ガーン! 上司は、私をトロイ人間だと思っているのか!?
ショックである。
生きた英英辞典に聞いてみる。
「マークさん、タンボイってどういう意味よ?」
「like you.」 (お前みたいなこと。)
あーあーあー、アンタも私のこと、トロイと思っていたんだ!
不機嫌を全身でアピール。
「エッ!? Tomboy だろ? ボーイッシュで、おてんばな女の子・・・」
「えっ!? 今なんと おっしゃりましたか、マークさん?」
タンボイ は、Tomboy で (カタカナ読み禁止!)、ボーイッシュで、おてんば娘。
「なんだ、あの上司は、私のこと、おてんばキャンディスって思ってたのね。」 (キャンディスって、ひょっとして・・・?)
♪そばかすなんて、気にしないわ! 鼻ペチャ、だって、だって、だって お気に入り!♪
マークよ! アンタは、マークで似ても似つかないけど、テリーに見えるよ。(私は、アンソニーも捨てがたいが、テリー派。)
おい待てよ! あの、「トロイ」と日本語訳した あの日本人、私のこと そう思ってやがったのか!