いぬのきもち2009年1月号に掲載された犬のがん特集が好評でしたので、間もなく発売されるいぬのきもち5月号に再び犬のがん特集を監修しました。
前回同様にがんを早期発見するために役立つ情報を書きました。
今回は「去勢手術や避妊手術をすることで、精巣腫瘍や乳腺腫瘍などを予防することができる」という話題も提供しています。
いぬのきもち読者から愛犬のがん体験談コーナーでは、みなさん「がん」と聞いただけで「不治の病」としてあきらめてしまう状況が多いことが分かりました。
人医学の方ではがんはもはや「不治の病」ではなく、「なるべく早く発見して治す病気」に変わってきています。
犬のがんも早期に発見することで治すことも可能な病気なのです。
がんを早期発見するためには犬にどのようながんが多いのか知ることも重要です。
5月号の記事の中ではからだの部位別に良く遭遇する腫瘍の特徴を紹介しています。
日ごろのスキンシップから体の変化を見つけることが重要です。
犬のがんの発生は7歳ぐらいから急激に増えます。
がん年齢になったら定期的な検診に、血液検査だけでなくレントゲンやエコーなどの画像診断を組み込むことが効果的です。
記事の中では気になる「がん検診」の一例も紹介しています。
ぜひ、がん特集をご一読ください。
また、この腫瘍科ブログもがんの早期発見にお役立てください。
実際の症例から、どのようにがんを発見し、どのように治療したか分かるようになっています。
紹介している症例のオーナー様の多くは、「みなさんのがん早期発見に役立てば」と情報提供していただいています。