医療への万能視 | れもんぶろぐ

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高崎モータースクールの職員ブログです。
今回新しくアメブロでリニューアルしました!
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今回は少し難しいお話を。

 

医療は万能ではない」ということは前から知っているつもりでしたが、それを真の意味で理解したのは、自分が現代の医療技術で治せない難病にかかってからでした。

 

今も病気の進行を食い止めているだけです。ショボーン

 

診断を受けた後も、心のどこかで「現代の医療技術なら何とかしてくれるだろう」と思っていました。万能な、神様のようなイメージを持っていました。

 

思えば風邪であっても、すぐに風邪が治る薬なんてものはなく、症状を抑えて楽にはなるものの結局最後は人間の自然治癒力で治すわけですから、便利な魔法のようなものはないということは経験的に知っていたはずです。

 

骨折して入院した時も痛み止めが出されるだけで、折れた骨をピタッとくっつけてくれるような魔法はなく、毎日少しずつ骨が生成されていくのを安静に待つだけでした。ゲッソリ

 

最近は「インフォームドコンセント」という言葉はよく聞くようになりましたが「解釈モデル」という言葉はまだあまり聞かない気がします。解釈モデルとは、患者が自身の病気に対して思っていることや期待する治療などをあらかじめ聞いておくことですが、これが結構大事だと思うんです。

 

医療を万能視していると、治療がうまくいかなかったときに医療不信に陥るケースもありますから、やはり「医療には限界があり、不完全で不確実なこともたくさんある」ということを患者が理解してから治療に入るのが、医者と患者とのすれ違いをなくすことにつながるのでしょうね。

 

以上、ちょっと真面目なお話でした。