嗤いのステージ

騙り合う見栄の結託で縛り合い
紛い物の繋がりだから失われる
継ぎ接ぎだらけの脆過ぎる嘘に
騙された振りして嗤ってる人々
連む人々の馴れ合いの聞く耳に
否定が相次ぎ独り取り残される
つもりだけの潜めてる襤褸の中
欠陥だらけの使い捨て操り人形
保留されてるだけの裏切りの中
用途なしの人体は数合わせの駒
狎々しく擦寄り懐に押入られて
断ち切れない縁を築き上げられ
拒めない細工を固め尽くされる
握った証拠は力尽くで隠滅され
意に反した愛の継続が成される
形だけ縁を振り切って逃げるも
襲い来る現在形の過去の輪の中
一向に見納めに出来ない存在に
忘れてる人々の横で独り悶える
秘密裏に縋り合い無様を極めて
遁れられない醜い真実を築く中
独断による曝露の餌食にされて
明るみに醜さを魅せ付けられる
抵抗は束になって撥ね飛ばされ
次々と強制的に実態を暴かれて
目立つステージへ蹴り上げられ
お嗤い芸人に祭り上げられる中
満員の嘲笑う観客の餌にされる
汚い行為を盛って噂に流されて
舞台裏の恥を表舞台に放られる
近寄り難い別世界の壁に阻まれ
余りに遠過ぎる惹き付ける存在
近付きたくない存在ほど近付き
近付きたい存在ほど近付けない