孤独の旋律

忘れたいけど忘れてはいけない
今までがあって今の自分になる
ちらほら映り出す法事に怯えて
幸せに暮らせずめでたい訳なく
血を欲する日々だから堪らない
屈託も無く笑ってた頃のように
戻れる方法が何処かにあるなら
最果てまで求めるのも悪くない
乗り組むノアの方舟となる為に
堕ちた中を血路を求め彷徨う中
血塗られた日々に嫌気が差して
奔り出したくなる牙城を変える
凛と健気に強く魅せ付けながら
紅い狼藉する人々が厭わしい中
檮昧に命を捨てる価値がある?
有る訳がないのに浅はかだった
考えれば易しい事を誤って笑う
蒼褪める嘔気に苛まれる日々に
食すだけに苦しみを課せられて
食せるようになるだけが難しい
困ってる人々は放っとけなくて
凄く心配になるに決まっている
孤独の旋律が鳴り響いている中
独りで歩んでる廊下に慣れたら
人を見るなり吹っ掛けられる中
常に安定なんてしないんだから
気を遣われ過ぎると悪い気がし
想いは乗り越えようと前を向く
変化しても裏切りは起こらずに
興味を持っても逸らして欺く中
とっくに今ので精一杯やってる
もうすぐ訪れる日に漕ぎ出して
真のめでたい結末を迎える為に
まだ終焉の鐘は告げられてない