症月の初闇

運命に心を闇色に染められて
永遠と心を解き放てないまま
季を超越し襲い掛かる初闇に
余りに長い症月に厭けまして
孤独に満ちた絶望に溢れる中
生きる為の理由もないままで
光も鎖した心に闇は注がれる
敵わないのに下手に楯突くと
罪悪感を与えさせられる道で
礼を通されてても実力の差は
自分の心へと重く伸し掛かる
次々と闇に謀られる日々の中
緋い哀しみの中へ磔刑が襲い
一向に想いを変えられないで
心から消し去る術を持たない
合う人とだけ関わる逃げ道が
一生涯も安泰で続く訳がなく
遁れられない壁が立ち塞がる
天空からNOAHが見下ろして
助け舟が光へと漕ぎ向かう中
抜け出せないDarkness Floor
灰色に染まった世界の中でも
心の中の桃色だけは混ざらず
今でも馥郁とした香りを放つ
本当は愛で結ばれたい想いは
何もせずに愛を消せない輝き
辛さは抱えた時点で闇の力で
分かって貰うと悩ませ苦しめ
心配しても罪悪感で苦しめて
互いに苦しめ合う負の連鎖だ
だが身勝手だけは気にしない
自分が心配されても当然感で
分かっても知らん振りなのが
負の連鎖を断つ身勝手の光で
威張り腐った心に眠る良さだ