光と闇のPARADISE

世界は光と闇のPARADISE
何でも良し悪しがあるから
良いだけか悪いだけなんて
一方だけに片寄る事はない
世界の風潮が暗くなったら
冷たい現実なんて嫌われて
拙い希望も持て囃されるが
暗闇の映写機は求めずとも
希望の万華鏡は飽きられる
無難にばかり生きていると
本音さえも明かせなくなる
何でも余裕は大切だけど
余裕が齎す意欲の低下に
妥協が容易になって行く
必死な想いが欠けて行き
全力を出しずらくなって
後回しも当たり前になり
気付けば熱は偏っている
踏み出すのが容易い物事ほど
掴み取れるプラスは少ない物
百聞は一見に如かずのはずが
体験しない方が冷静に見えて
体験した方が偏る場合もある
押し付けるのは良くないけど
永遠と合わせるだけじゃなく
時には自分の意見も必要な物
世界が優劣を付けたがるから
見栄を張りたくもなるだろう
気怠いだけの昼に襲う睡魔は
安眠する為の睡魔には程遠く
玉梓のように夜に目が冴えて
不眠でも求めていないだろう
叶えたい夢に満ち溢れるからって
人は全てを選べずに美しさを汚す