不条理への叛逆

創られた自由に支配され
色褪せた日常を過ごす
設置されてる見せ掛けの組織で
馴れ合いの会合ばかりが行われ
権利は常に大人が握り締めている
モラルが伴う事のない
正しさと矛盾の入り混じったルールに
名目だけの権利を破り捨て
不条理な事にだけは
従えない意志を秘めて
逆らい続けた日々
道理の正しさより
理屈の正しさが必要とされる世の中で
考えを持たない人々と
体裁に怯えた人々が
従う事に徹して生きている
その裏側で善悪の区別も付かずに
身勝手な行動に満ち溢れ
人々を傷付けている
不条理に壊れた世界で
心が矛盾に縛られて
睨んだ先に見える人々
やがて争いが起きて行く
大きな人々の群れの中で
心を踏み躙る人々に
孤独へと堕とされて行く
けれど誰にも心は染められない
視点次第で矛盾は逆転し
人々が増える程に矛盾は増えて行く
それは自然の摂理であり
何かに悪が在る訳ではない
誰かの自由の為に誰かの不自由が在る
歪んだ悪が在るのは
ルールを罪を隠す為の道具にする人々