AERA with Baby(朝日新聞出版)さんで連載している「家族の養生スープ」では、スープを煮ながら離乳食用に取り分け、最後に大人用に調味して仕上げ、家族みんなで楽しめる優しい味わいのスープをエッセイと共にご紹介しています。

毎号出演する赤ちゃんが変わる表紙も楽しみ。今月もとても可愛らしい!


12月号は野菜たっぷりのスパイススープです。





じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、りんご、干し杏を入れて、水を注いで柔らかく煮、初期、中期の離乳食を取り分けます。
初期はにんじんを10倍粥とともにすりつぶし、スープを加えて初期のはじめは裏ごします。
中期はじゃがいも、にんじん、玉ねぎを2~3mm角に刻んでスープと合わせます。7倍粥と一緒に。

注ぎに牛肉を湯通ししてから鍋に加えて煮、
後期、完了期の離乳食を取り分けます。




離乳食を取り分けたら、小さめのフライパンにオリーブオイルを、にんにく、しょうが、カレー粉、クミンシードローリエを入れて弱火で炒め、香りが立ったら鍋に入れて煮、塩、こしょうで調味して家族のスープが完成です。


毎号スープに合わせて、大人のもう一品ご紹介したしています。今月は「カリフラワーのヨーグルトサラダ」です。


いよいよ本格的な冬の訪れ。12月に入ると、新年を迎える準備などで年の瀬へ向けて慌ただしくなります。また寒さが増して、体が冷えて免疫力や抵抗力が弱まり、風邪などを引きやすくなる時期です。
そんな時、体を温める作用のあるにんにくやしょうが、スパイスを使ったカレー風味のスープをよく作ります。りんごや干し杏を加えて煮込んだ、果実の自然な甘さが優しい味わいのスープです。

末っ子のケンテツが離乳食の頃、長男は小学校へ上がっていましたから、給食などで家庭の味とは違う料理を口にする機会が増えていきました。その中でも、カレーには特に心を奪われたようで、何度もリクエストされたお料理の1つです。
そうして作り続けていく中で、食材を変えたり、市販のルゥを使ってみたりと工夫して、家族が大好きな我が家のカレーの味になりました。
そうして時間をかけて出来上がったカレーの味は、子供たちにとっては心と体を温めてくれる母の味になるのでしょうね。