小学6年生にもなると、国語の時間には大和言葉の勉強をするんですね。
私が小学6年生の時もやっていたのかな?
もうだいぶ前で覚えていません。。。
皆さんもご存じのとおり、日本語には3種類の単語があって、漢語、外来語、大和言葉なんですねえ。漢語は、中国語から取り入れたことばで、外来語は中国語以外の国から来た言葉、そして、、じゃじゃーーん、大和言葉とは、私たち日本人の祖先が作り出した日本固有の言葉なのですね。
誰でも知っている、山、川、花、、海、空、--
そう、、こんな記事を見つけました!!
国際派日本人養成講座を開いてらっしゃる、伊勢雅臣さんの書いた記事です。すばらしい。
どんなことが書かれているかというと、大和言葉の文字の説明なのです。
そして、偶然にも今日は、「花」と、「鼻」の話を外国人の生徒さんとお話をしていたのです。
伊勢さんは、このように書いています。
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1.目と芽、鼻と花、歯と葉■ 目と芽、鼻と花、歯と葉、耳と実(み)、頬と穂(ほ)。顔 と植物の各パーツが、まったく同様の音を持つ言葉で呼ばれて いるのは、偶然だろうか? 万葉学者の中西進氏の説によれば、これらは語源が共通して いるからだと言う。漢字にすれば、まったく別の言葉のように 見えるが、古代の日本人は、顔のパーツも植物のハーツも、 「め」「はな」「は」「み」「ほ」と同じように呼んで、同じ ようなものと考えていたようだ。 たとえば、鼻は顔の真ん中に突き出ている。同様に「花」も、 植物の枝先の先端に咲く。そして岬の端も「はな」と呼ぶ。薩 摩半島の「長崎鼻」がその一例である、さらに「かわりばな」 「しょっぱな」「寝入りばな」など、物事の最初を表す意味も 持つ。 「からだ」とは、幹をあらわす「から」に接尾語の「だ」がつ いたものである。「から」が植物にも使われた例は、稲の茎の 「稻幹(いながら)」、芋の茎の「芋幹(いもがら)」などの 言葉に残っている。 古くは手足のことを「枝(えだ)」と呼んだ。「手」「足」 と呼び分けるようになったのは、奈良時代あたりからである。 もう明らかだろう。我々の先祖は、植物も人体も同じものだ と見なしていたのである。すべては「生きとし生けるもの」な のだ。こうして古来の大和言葉の源を辿っていくと、古代日本 人の世界観が見えてくる。
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ちょっと――なるほどーーと思っちゃいましたよ。
外国人の方に日本語をおしえていると、「花」と、「鼻」の話はよく出てきますよねえ。
それでだか、わからないのだけれども、この言葉に共通するものがあるような気がしていたんです。
歯=葉、目=芽、鼻=花、耳=実、頬=穂
とくるなら、
口=茎としてもいいですよね。(一文字ちがうけど)
まつ毛=松の毛とか。。
だんだん、、言葉遊びになってきてしまいますが。。。
「かわりばな」とか、「しょっぱな」とか、そういう言葉も鼻からきているのも、おもしろいですね。
むかしから、「体が資本」とか、「根を張って生きる」とかいうけれど、人生とか人間の体にまつわる言葉が、植物と同じ語感というのがいいなあ。
言霊を大事にする日本人らしい、単語、言葉の選び方だと思うのです。
さてさて、、
日本に帰ると、いつもほっと心が和むものがあります。
それは、、
町かどにちょこっとある、小さな神社なのです。小さな神社だけでなく、お地蔵さんとか、なにげに誰かが編んだ毛糸のぼうしをかぶっていたりしていて、とてもかわいらしく、思わず手をあわせてしまいます。
この小さな神社なのですが、お社(おやしろ)と呼ぶのだそうです。
あ、、知っていましたか??すみません。わたしは、知りませんでしたよ。
もしくは、
「祠(ほこら)」というそうです。
「ちょっとそこの角で祠を見ておがんできたよ」
なんて、、言えばいいんですね。
お社(おやしろ)と、祠(ほこら)、、なんて、、かわいい言葉だことーーー
そうですよ。。これも大和言葉です。
また、、言葉遊びになってしまいますが、、
「お屋敷+お城」でおやしろ。。(お社)
見ると心が「ほこっ」とあったまり、気分が「らんらん」してしまう「ほこら」(祠)
(ちょっと無理やりっぽいか。。)
最後に、、
私の好きな大和言葉は、、
「湯船」です。。。。。。。。。。。。。
いいじゃないですかーー
お湯の、船にはいるだなんてーー
「湯船につかる」
だなんてーーことば。。。いいとおもうのだなあー。
ああ、またお風呂に入りたくなった。
それではまた!!
LEARN JAPANの歴史教室の記事もアップしました。
今回は、「白村江の戦いと朝鮮半島の意味」です。